韓国ドラマに見る面白い「ステレオタイプ」

最近スカパーのフジテレビチャンネルでは『天国の階段』が、LaLaTVでは『秋の童話』がやってて、パソコンに録画しつつ見られるときに見てるのですが、これがやたらと似てて、どっちがどっちかわからなくなる時があるんです(笑)。まあどちらも日本で一時期流行ったトレンディードラマみたいなものなので、基本は同じというのはわかるのですが、特にこれってあまり最近の日本ドラマでは無い設定だよなあと思った点が、「卑しい生まれ」。『イヴのすべて』でもそうでしたが、「卑しい生まれ」の女の子が物語の重要な位置を占めていて、比較的お金持ちで育ちの良い女の子に意地悪したり、嵌めたりするのです。日本では「お嬢様はタカビーで意地悪、お金も美貌もあるけど、性格最悪」で、「貧乏だけど性格の明るい良い子が、最終的に王子様を射止めてお嬢様を見返す」という醜いアヒルの子系のステレオタイプのほうが多いと思うのですが、韓国では全く逆なんですね。前述の3つのドラマどれも主人公の比較的育ちの良いお嬢様は、とっても優しくて良い子で、いつも良いように騙されて、それでも我慢しちゃうみたいな感じなのです。そして「醜いアヒルの子」は決して報われない。『秋の童話』も『天国の階段』もまだ最初のほうなので、今後どうなるのかわかりませんが、その辺りが面白いなーと思ったのでした。

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