私が東京競馬場を好きな理由

引っ越してからいつも行っていた眼科がなんと無くなってしまいました。いつも行っていたと言っても、診察を受けていたわけじゃなくて、コンタクトレンズを買うためだけだったのですけれども、困りました。私は2週間使えるメダリストを使ってるのですが、もう残りが少なくなっていたのです。

家の近くだと休みの日に行けるけど、私が休みの日は病院も休みのことが多い。それなら職場の近くで行ったほうがいいかな~(しかも職場の近所のほうが長年通い続けているし)と思った私は、大学近所の眼科で診察を受けてコンタクトを出して貰うことにしました。

眼科の検診は好きでも嫌いでもありません。というか、はっきり言って裸眼だとほとんど何も見えないから、好きも嫌いも言えません。しかし、目は私の中で何よりも重要なので、眼科で見て貰うのは比較的好きかもしれません。というわけで、いつものようにいろいろ検査をして貰いました。乱視、カーブ、眼圧などの検査をした後、最後の検査が面白かったのです。白い画用紙の真ん中に穴があいているボール紙を持たされました。「両目で見て、この穴にあの光が入るように持ってください」。はい、見ました。そこで検査の人が私の右目を隠しました。「光は見えますね。」はい、見えます。すると、今度は左目を隠しました。するとどうでしょう!今までちゃんと穴の向こうに見えていた光が思いっきりずれて、全く見えなくなってしまったのです。「これで見えなくなったでしょう」。ええ!でも何で何で?

曰く、「左目が利き目なのですね、左目が若干視力が強いですが、左が利き目なので、問題ないでしょう」とのこと。

へぇ。目にも右利き、左利きがあるんだ。知らなかったわ。ネットで調べてみると、案外よく知られた事実のようですね。望遠鏡やカメラのファインダーを覗くときに使うのが利き目とかいう見分け方もあるようです。

そこで思い出したことがあります。競馬場には中山、京都、阪神競馬場などの右回りコース、東京、新潟、中京競馬場などの左回りコースがあります。当然馬が向かってくる方向が違うので、カメラを向ける方向が異なります。今まで散々撮っていて、なんとなく気になっていたのが、中山競馬場より、東京競馬場のほうが撮りやすいということ。単に東京競馬場に一番行っているし、東京競馬場は外ラチとスタンド前の高さが大体同じだという特性のせいだと思っていました。しかし、ファインダーや望遠鏡を覗くときに利き目を使うことが多いと知って、左から来るものを撮るほうが撮りやすいのは、そのせいだったのか~と、非常に納得したのでした。

これからも東京競馬場を私はひいきにしますよ。ええ。左回り万歳。

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