古い本の中で昭和初期の匂いをかぐ仕事

2日間、先生のお供で、ある方の旧蔵書をひっくり返し、旧蔵者の書き込みを探す仕事をしてきました。助手と院生の方も一緒だったのですが、そこに流れる時間のゆったり感と同時に学問で生きている人々と一緒に仕事をしていると、どこか非日常的で心地よく、かつ面白い作業だったのでした。しかもヒット的な資料もちょっと見つかって、お手伝いした甲斐もありました。

昼食も夕食もご馳走していただきながら、学問界の裏話や、様々なトリビアをたくさん教えてもらいました。職員と教員は同じ大学に生息していても、いわゆる事務を仕事としている人間と、研究を仕事とする人間では当然のごとく住む世界が異なります。図書館の場合、その狭間みたいな空間にいるのでまた微妙なのですが、やっぱり話を聞いていると、驚愕と漫画の世界です。『動物のお医者さん』に出てくるような爆笑話やドラマかと見まがうような話を肴に一日が終わったのでした。

明日は監督で職場には出ないので、土日をはさんで月曜日に現実の世界に戻れるのか、ちょっと不安(笑)

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