図書館プロジェクト(Library Project)上陸は?

Googleブック検索について

以前、図書館総合展でGoogle Book Searchの話を聞いたエントリを書きましたが、そのとき技術的にはほぼ出来ていて、Partner Program日本語版は出版界と交渉に入る段階、米国では既に行われているLibrary Projectは日本でも考えているが、こちらはまだ具体的には動いていない、ということでした。それ(出版社から提供を受けるPartner Programのほう)がいよいよ表面化したということですね。

図書館プロジェクトのページも出来ていて、連絡先も-jpがついたアドレスになってますね。図書館の資料を電子化している例で、日本では国立国会図書館の近代デジタルライブラリーが有名(そして恐らく最大)ですが、大学の蔵書は国会図書館の蔵書とはまた違った面白いものが眠ってますからね。アメリカでは既に行われ、かつ係争中という微妙なプロジェクトですが、目先の利益ではなく、もっと長いスパンで考えて図書(資料)を後世に残すという意味では非常に良いプロジェクトだと思うんですよね。図書の電子化って、作業そのものは地味なくせに、金額的にはものすごく派手な事業なんです。課長と「まだどこにも接触してないなら、手をあげるなら今ですよ!」なんて冗談交じりに言ってましたが、それで大学の資料がGoogleで検索できて、パソコン上でも見られるなんてことになったら、学生や研究者にとっても便利な話。図書館としても常に悩まされ続けている本の保管場所問題を、もう少し改善できるかもしれません。

まあGoogle Book Searchはもう今更ですが、Googleから新しい3つのサービス(とDesktop新版)も公開されてましたね。多分目玉?の新DesktopはMacじゃ使えないからいいとして、私は来週公開予定というGoogle Notebookが気になってるのです。「前に一度Googleで検索したんだけど、出てこない、キーワードなんだったっけ・・・」って結構あるんですよね。オンラインでノートに記録しておけるなら有難い。Macではメモ帳WidgetにURLをクリッピングしたりしてるんですけど、家を離れると使えないですからね。でもますます脳みそ活性化機会をGoogleに奪われてる気もしなくもないですが(^^;。

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