サントリー ミステリー&シングルモルトウィスキー

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去年は仕事と重なって行けなかったこのイベント、今年はちゃんと応募したら当たって行ってきました。今年は推理作家協会60周年ということで、趣向を変えて、今までのチーフブレンダー+いつもの2人がそれぞれヴァッティングを当日行い、公開審査をイベントにするという形をとっていました。

私、公開審査というから、会場の参加者も飲ませてくれるんだと思ってたんですよね。ところが休憩中に出されたのは普通に山崎12年、白州12年、ボウモア12年、ザ・マッカラン12年というすごーくオーソドックスなモルトウィスキーのみ。今度こそ「誰もが分かる」という北方先生の個性的なモルトウィスキーが飲めると思ったのにな。参加者は、それぞれのブレンダーの口上を聞いて、誰がチーフブレンダーになるかを予想して一人に賭けるという形で参加します。見事その人がチーフブレンダーになれば、プレゼントを貰えるという趣向でした。ただ、普段からギャンブルをする私と相方は、肝心の試飲もさせずに「予想」って・・・とやや不満。また公開審査とは言っても誰がどれに入れたのかを公開するわけではなく、結果だけを公表する形式で、やや出来レースっぽい臭いもしたのでした。

というわけで、謎2007のチーフブレンダーは、大沢在昌理事長でした。今年は結構ピートの効いた素材を多めに使用したそうで、そういう強い感じの味が好きな相方はやや気になっているそうです。いつもお土産にウィスキー「謎」を渡して貰えるのですが、残念ながら今年はチーフブレンダーが決まるというイベントだったので、お土産は山崎蒸留所のウィスキーだけでした。

相変わらず逢坂、大沢、北方のお三方の掛け合いは面白く、そこへ馳星周もうまく絡んで会場を盛り上げる一方で、超マイペースの石田衣良、福井晴敏の若い(?)2人、そして女王然の桐野・小池、それを「よしよし」という感じで一歩引いてみている今野敏、と言った感じにそれぞれ個性が出ていて、トークはいつも以上に面白かった・・・のですが、イベント主体がチーフブレンダーを選ぶというところだったので、トークショーの部分が短くて残念。もう少し掛け合い漫才みたいな話を聞きたかったな。

謎2007は明日から予約を開始。4ヶ月の後熟過程を経て、10月頃サントリーのサイトで発売するそうです。記念ボトルということで、今年はラベルを貼り付ける形ではなく、ビンに直接書き込まれた仕様で、それはちょっと魅力的でした。話を聞いている限りでは、かなり良い雰囲気に仕上がってるそうなので、限定品好きな方にはおすすめかも。

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