ヒットってどういう意味だっけ

年末になるとヒット商品番付とか、いろいろ出ますけど、実際のところその「ヒットぶり」を測る調査って余り見ないような気がする今日この頃。こんな記事を見つけました。

2007年にヒットしたIT製品やサービス、あなたは使いましたか?(CNET Japan)

全く知らなかったのはRolly。検索して、実機の写真なども見てみましたが、やはり知りませんでした(笑)。私の視聴覚機器への興味のなさが伺える結果です。

Windows Vistaを全く知らない人は3.6%、Mac OS X Leopardを全く知らない人は56.9%。聞く層にもよるでしょうけれども、今のシェアを考えたら、Macは善戦?Vistaをよく使ってる人は9.0%、Leopardをよく使っている人は1.3%(私もよく使ってますよ〜)。こちらはシェアを考えたらかなり良い線行ってるんじゃないでしょうか<Mac。

ちなみに認知度が20%を切るようなTwitterやFacebookはどう考えても「ヒット商品」ではないですよね。まあでもそれを言うなら、29品目もあって、「使っている」+「よく使っている」が2割を超えるのは、2ちゃんねる、Wikipedia、mixi、YouTube、脳内メーカー、DS Lite、ワンセグ携帯くらいで、それ以外は認知度もさることながら、実際に使ってる人間が2割もいないって、それで本当に「ヒット」してんのかよ、と小一時間問い詰めたいのは私だけでしょうか。「ヒットした」んじゃなくて、「一部で話題になった」に訂正したほうが良いのでは?

このアンケート、集計総数、集計した人の層などが書かれていない時点で、統計としては意味を成してないのですが、それでもCNETがとったアンケートでこの結果では、もっと広くやったらさらに惨憺たる結果になるのではと思うのでした。

最近「ヒットしてる」のか「ヒットさせたい」のかの境界が曖昧で、怪しい記事って多いですよね。そもそもこれだけ趣味が細分化されてしまった時代では、何をもってヒットというのか、それ定義自体が難しいのでしょうけれども。

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