一旦危機は回避? -保護期間延長は先送り-

文化審議会著作権分科会で審議されていた保護期間延長問題は、とりあえず先送り(継続審議)になったようです。

保護期間延長、とりあえずは先送り - Copy & Copyright Diary

まだその報告書自体が審議会のページにアップされていないようなのでいくつかの記事を総合するしかないですが、NHKニュース(しばらくするとリンクが切れるかも)では、「権利者が誰なのかもわからなくなりかねないとして反対の意見も強く」と言ってたので、その辺り正しく認識されてくれるのはありがたいです。

ちょっと前、職場で「明治から続く老舗で、現存する有名雑誌社の社長の没年が、その雑誌社に問い合わせても分からない」と話題になりました。反対する人は「今これだけ有名なんだから」と思っているかもしれませんが、時間の流れは思っている以上に残酷だということを、知って貰いたいです。しかも個人情報保護の名目で、紳士録や名簿類、人名辞典まで出版されず、特に名簿類は保存もされない昨今、100年も経ったら「当時のネットには情報があったのかもねー」みたいな会話をしているような気がしてなりません。

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