2008年5月29日

納本制度と記録の保存

国立国会図書館法に納本の規定が定められ、制度化されてから5月25日で60周年だったことを記念して、前日の24日に国立国会図書館で作家の佐野眞一、書籍協会の筑摩書房社長、そして田尾国会図書館收書・目録部長を招いて座談会が開かれました。先日、そのとき国会に行った話は書きましたが、座談会のほうも大分時間が経ってしまいましたが、書いておこうと思います。

納本制度というのは、図書館員にとっては別に珍しい言葉でもないのですが、これが案外知られていないのがまず問題と言われていました。国立国会図書館は、国内で刊行された全ての出版物(部数の多寡や、一般流通してるかどうかは関係ない。音楽CDやビデオゲーム等もすべて含まれる)について、収集し、永久に保存して、国民の利用に供することになっています。これらは国会の審議でも重要な資料となるわけです。納本制度は別に日本だけの制度ではなく、先進国ではほとんどの国立図書館が行っていますし、中には無償で2部3部を納本する義務を課しているところもあります。アメリカの議会図書館はこの納本制度を利用して、校正段階でCIP(Cataloging in Publication)という簡単な目録を作成し、図書に刷り込むと同時に、その目録データを図書館に提供しています。図書館が一から目録を採る必要もなく書誌データが手に入るので、とても便利です。

ある程度大きな出版者だと、流通業者を介して国会図書館に納本されるというルートがほぼ出来上がっていて、民間出版の図書の場合は8割が納本されてるそうですが、本ではない媒体(音楽CDとか DVDとか)の納本率は4割を下回っているし、また自治体や政府機関が作成する審議会資料や調査資料などでさえ、半分程度しか納本されていないとか。祖父が、戦友会で記念誌を作ったとき、「こういうのは図書館に寄贈してもいいのか」と聞かれたので、「まず絶対に国会図書館に寄贈して。納本を取り扱ってる部署に連絡すれば教えてくれるから」と言いました。納本率が低いのは他にもいろいろ理由はありますが、一番大きいところは「その制度自体を知らない」に因るところが大きいようです。

佐野氏も「国会図書館に行けば何でもあるだろうと思っている人も多いだろうが、意外とそうでもない」といった発言をされていましたが、そもそも「国会図書館に行けば何でもあるだろう」というところさえ知らない人も多いかもしれません。確かに大学図書館のほうが研究というインセンティブがあるために、非常に貴重な一次資料、それしかない手書きの資料などは強い場合も多いです。でも政府関連資料が結構抜けてるというのは、漠然とは感じていましたが、こうして数字に出されると愕然としますね。以前、某省にある審議会資料(誰でも知ってる某審議会)について国会図書館にも無いので、省庁に問いあわせたところ、「閲覧スペースは無いので、必要な部分をコピーして送る、ただし全部あるか分からない」というびっくりな返事が帰ってきました。まともに保存する気が無いのに、そうした資料が国会図書館にも納本されていないというのは一体どういうことなんでしょうか。古い審議会資料は国立公文書館に送られてるようなので、どちらでもいいからしまわないで次々送ればいいのに。

座談会でも言われていましたし、私も何度かブログに書いたことがあるのですが、資料はいつでも近くにあるものから失われていくように思います。例えば新聞。読んだことは無くても、誰もが名前を知っているような、発行部数の多い雑誌類。また何度か例にもあげられていましたが、その当時の社会的な基準で猥褻と判断され、一般の公共図書館では収集しないような作品など、数年経つとあんなに話題になってたのに手に入らないなんてことが当たり前のように起こります。ほんの1ヶ月前の新聞を見るのでさえ、普通なら図書館に行かなければなりません。それが10年、20年前の新聞ならどうでしょう?多分近所の図書館には無いと思います。でもそうした資料は、マスコミュニケーションの変遷や歴史を知ったりする上で、あるいはその出来事を多角的に見るうえで重要です。でも今更20年前の新聞を手に入れようと思ったって不可能でしょう。現在刊行されているものをすべて取っておく、という姿勢でないと、長い時間が経ってから手に入れようと思っても、手に入れることはできないのです。先日、昭和期のスポーツ紙を複数紙比べて、その変遷を研究したいという学生が来ました。スポーツが娯楽の大きな部分を占めていた昭和時代、それを中心に報道していたスポーツ紙は、大衆文化を書き留めたものと言っても過言ではないと思います。学生さんの目の付け所は面白いと思うし、うまくすればなかなか無い研究材料になるかもしれません。しかし、残念ながら新聞を誇れるほど持っている職場にもスポーツ紙を保存するほどのスペースはありません。探したところ、ある程度まとめて古いものから保存しているのは、新聞ライブラリーと、国立国会図書館だけでした。

座談会で、もう一つ出ていた理由として、「日本人的な考え方の問題」というのがありました。歴史は固定された記録の上にしか存在しないのに、日本という国はそれを軽視する(その重要性を分かっていてあえて無視している?)傾向があるということです。昔からそうですが、何か資料があっても、時代が変わると意識的、無意識的にそれが廃棄されてきました。映画『JFK』で、あの暗殺事件の調査報告書の核心部分が2039年まで非公開にされて、ものすごく巨大な倉庫に眠るシーンがありますが、日本ならどうでしょう。100年後であっても公開を前提として保存されるでしょうか。調査していることも、そんな調査報告書があることも隠蔽されるのではないでしょうか。佐野氏は5月発売のノンフィクションを書く際に、第二次世界大戦時の資料を探すのにとても苦労した、ほとんど焼却処分されてしまっていた、といったことをおっしゃっていましたが、閲覧制限されて保存されるのと、焼却処分されるのとでは、現時点で見られないという意味ではイコールでも、将来のことを考えると全く違います。まあ、都合の悪いことは隠しておきたい(無くしてしまいたい)気持ちは、私も日本人ですから分かりますけどね。一方で、アメリカでは何でも保存してて、ある程度年月が経ったものが次々公開されてるのと見ると、図書館員としては何で日本は・・・と思わずにはいられません。

NHKの取材も入っていて、朝のニュースでも取り上げられていたようですので、これで少しでも納本制度が広がると良いですね。

2008年5月24日

電子化された国会図書館と国会丼

今日は国会図書館で行われた納本制度60周年記念イベントの座談会を聴講に行ってきました。そちらも結構面白かったのであとで書こうと思うのですが、それとは別に、調べ物がいくつかあって、利用者として久々に(15年ぶりくらい?)国会図書館に入ってみました。

まず入館からして大違い。昔は本館が入館者の入り口だったように思うのですが、登録利用者制度が出来て、登録した人は本館から、一時利用者は新館から入ることになります。荷物をコインロッカーに預け、透明のビニール袋に入れるのも全く同じなのですが、入館時の登録がまた違うのです。全部機械化。画面にタッチペンで触れながら入力、出てきたICカードで入館ゲートを開けるという感じ。この辺りも紙に書いて、係の人に見せて・・・という長い行列が出来てたように思うのですが、非常にスムーズです。私、大学時代にちょっとコネがあって出来たばかりの新館の書庫の中も見せて貰ったことがあるのですが、あの頃は申し込み用紙がカプセルに入れられて各階にトンネルで送られてたんですよね。あの装置はどうなったんだろうなあ。

最も変わったのは申し込み。昔はホールいっぱいの目録ボックスをひたすら繰って、請求記号を確認、入り口で貰ったカードを申込書出力機に入れて申込書を貰い、それに記入して受付の机に座っている怖いおじさんにこれまた行列に並んで渡すという形でした。今はその目録ホールにはずらっとパソコン。ICカードをリーダーに置き、NDL-OPACから申し込むと、すぐに受け付けられます。大学図書館でもパソコンが打てない人(特に通信教育課程に在籍する年配の人)の救済はいつも話題になってるのですが、国立図書館がここまで思い切って機械化へと舵を切ってるのを見ると、別にやってしまえば大したことないのかなあとも思います。

申し込んだ資料が出てくるとそのOPACでも分かるし、前みたいに画面にも利用者番号で表示されるのですが、その待ち時間も大幅短縮。以前来たときは雪の降る日でしたが、それでも30分以上待たされたのを覚えています。でも今回は20分程度で受け取りができました。申し込みもいちいち目録ホールに行かなくてもよくて、あちこちに置かれた端末からできるので、入ったらすぐに新館の端末で図書の出納を申し込み、同時に開架で見られる資料の場所をチェック。開架の人文総合情報室で事典類を確認して、コピーを申し込み(ここもまたオンラインで申し込み!)、本館の受け取りカウンターに行くと、ちょうど本が届いている、というとてもスムーズな行動が出来ました。人文総合情報室の事典類の配架がとても使いやすくて感動。どうしても日本の本だけじゃ済まない大学図書館だとあのゆったり感を出すのは難しいですが、でも参考になります。前来たときはまだ大学生でしたからね。そんなところも気にならなかったのかも。図書館員の目で見るとまた違った印象があります。

お昼は4月1日にリニューアルしたという食堂に行ってみると、話に聞いた国会丼がありました。丼に半分カレー、半分牛丼、真ん中に半熟卵、そしてミニ味噌汁がついて500円です。リーズナブルだと思うのですがどうでしょう。国会図書館に行った際には是非。味はフツーですけど、話のタネにはなりそう?

午後は新聞閲覧室に行ってみましたが、こちらは昔ながらの紙での申し込みでした。職場も新聞は誇れるくらい持ってるのですが、地方紙や専門紙、大学新聞などはやはり国会図書館のほうが遙かに上です。申し込んだものの1つは原版製本でしたが、1つがマイクロフィルムで出てきました。マイクロフィルムを見ること自体には日々行ってることなので別に抵抗感は無かったのですが、このマイクロフィルム映写機がすごーく年代ものでセットに途惑いました。なんとリールの巻き取りが手回し。全体的にすごくハイソな雰囲気だったので、年代物なんじゃなくて特注品なのかもしれませんが、これで1リールが分厚い朝日新聞とか見ようとすると結構大変なんじゃないかと思ったのでした。

少し時間が余ったので、新館1階にある喫茶室に行ってみました。コーヒー自体も外の喫茶店だとありがちな嫌な酸味や苦みもなくとてもおいしかったですが、ふと上を見上げて驚いたのが、ルイス・ポールセンのアーティチョーク(しかも銅ヴァージョンのほう)が3つも下がってたこと。国会図書館だけに、こういう小さなところにもこだわってるのかなあと思ったり。

というわけで、すっかり慣れたつもりでいた国会図書館だったのに、すっかりビギナーに戻ってしまっていました。ただ、やっぱりある程度調べたい本の目星とかつけてから行かないと、効率的に動けないのは確かなので、今度カウンターで国会図書館を紹介するときにも気をつけようと思ったのでした。

2008年5月22日

君の望む死に方 / 石持浅海著

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

著者: 石持 浅海
出版者: 祥伝社
発売日: 2008-03-01



あと半年。ガンを告知された日向が医師に残された時間を聞いた回答がそれだった。だったら、君の望む死に方をしてやろう、日向はそう思い、例年行っている社長直々の研修に、親友で元共同経営者の息子・梶間を呼ぶことにした。

梶間に殺されて死のうとする日向が、いかにして梶間に殺されるのか、あるいは梶間はどうやって日向を死に追いやるのかが中心かと思いきや、なかなかそう単純でもありません。ありそうでなさそうなミステリで、物語としてもかなり面白かったので、ラストが楽しみ(終わってしまうのが惜しいと思った)でしたが、あーそうくるか、と思いました。これは好き嫌い出るかも。全体としてはおすすめです。このミス上位に来そうな気がする、そんな本でした。

2008年5月15日

FREEDOM SEVEN


監督:森田修平
出演(声優):加藤精三, 浪川大輔, 森久保祥太郎, 小林沙苗ほか

アオを連れてエデンへと戻ったタケル。ところが、月に近づいたとたん、運営局に捕まり、再教育施設に監禁されてしまう。そして、そんな彼の前に現れたのは運営局の制服を着たカズマだった。運営局の拘束を逃れたタケルは、アランに再会し、アオから聞いた地球に伝わるFREEDOM伝説の話をするが。


あれだけひっぱった割には平凡な最終話。何故地球が無事であることが隠されたかという疑問に対する答えは、逆にその平凡さ故に納得いくものでしたが、もう少し劇的な最後を期待していた私には、やや拍子抜け。でも1から続けて7まで見れば面白いかもしれないですね。元々CMとのタイアップ作品であることを考えれば、十分以上のクオリティであると思います。宇多田ヒカルの主題歌もすごく合ってました。

最終話は前後編に分けて2日間だけYahoo!動画で放送されてたのですが、画質にそれほどこだわりのない私にとっては十分見られるものでした。最近YouTubeでもかなり高画質の動画がアップロードされたりしてますが、オフィシャルな動画サイトだけにさすがですね。Silverlight 2.0が正式公開されれば、Macでも見られるようになるそうなので、首を長くして待ってます。あ、GyaOもね。

2008年5月13日

シンプルイズベスト

最近、いろんなきっかけがあって(いくつかあったんですが、それを書き出すと長いので割愛)、昔の電話機いいなあと思ってました。

電話機の販売が自由化される前は、電電公社が電話機を貸し出していました。私が子どもの頃は、我が家にも当然そういう電話機があったわけですが、最初黒電話として普及したそれは、徐々に進化を遂げて、トーン回線用のプッシュホンへと変化していきます。今もNTTは電話機を売っていますが(レンタルの新規申し込みは終了したらしい)、その最後のレンタル機である「プッシュホン(601P)」は、全10色。私はクリーム色とか、くすんだ抹茶色とかしか知らなかったのですが、ビビッドな赤とか、青とか、いろんな色があったようなのです。で、あちこちで探してるときに見つけたのが、これ。



超安かったので、買っちゃいましたよ思わず。

全く無駄のない曲線的なフォルムに、ボタンが10個+「*」と「♯」の2つで12個の真四角なボタンが中央に整然と並ぶ様は、工業デザインの粋を集めたと言っても過言ではありません。呼び出し音も、鈴が転がるような綺麗な音がします。全体としてもその完成度は非常に高く、「360度回って今新しい」と思えるような良さがあります。そして、この電話機、電気が要りません。コンセントが無いのです。モジュラージャックを差し込むだけで使えます。よく、災害時の緊急連絡用に、黒電話が並んでいる様子がテレビでも映されますが、NTTの回線さえ動いていれば、いつでもどこでも使えるために、今も災害時用に取っておかれているそうです。さらに、構造が非常に簡単なため、壊れにくいという利点もあります。まあ、今は安い電話機買っても、そんなに壊れるなんて聞いたことありませんけどね。ただし留守電はもちろん、リダイヤルだの、スピーカーホンだのといった機能は一切ついていません。

1984年製。あの頃は、電話線を使ってメールが送れるとか、こんなブログを書くとか、あり得ない時代でした。ちなみに私がこのブログを書いているMacの初代が発売されたのも、1984年でした。遠い昔です。そんな、電話が電話として働いていた時代の電話機が、今、我が家のBフレッツ回線のスプリッタに接続しても、同じように動きます。きっと今のMacOS Xを初代マッキントッシュに入れても動かないでしょうけれども、電話は24年経った今も普通に使えるのです。当時から既に枯れた製品だったこともありますが、それ以上に製品自体のシンプルだからとか、一社(公社だけど)独占だったことから規格の標準化が行われていたこととかが良かったのではと思います。

携帯だけじゃなくて、何でもとにかくゴテゴテと機能を付けるのが今の製品ですが、本当に全部の機能使ってる?と言いたいです。ハードディスクレコーダーとか、ものすごいたくさんのボタンがあるリモコンがついてますけど、半分も使ってないような気も。とにかく最低限の仕事を長くこなせるという信頼性こそ、これからの製品に必要なのではと思う私でした。

2008年5月10日

[枠順]NHKマイルカップ(JpnI)

第13回 NHKマイルカップ(JpnI)
2008年5月11日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系3歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 サトノプログレス    牡3 57 横山 典弘
1枠 2番 アンダーカウンター   牡3 57 小林 淳一
2枠 3番 スプリングソング    牡3 57 池添 謙一
2枠 4番 レッツゴーキリシマ   牡3 57 幸  英明
3枠 5番 ブラックシェル     牡3 57 後藤 浩輝
3枠 6番 エイムアットビップ   牝3 55 松岡 正海
4枠 7番 ドリームシグナル    牡3 57 吉田 隼人
4枠 8番 サダムイダテン     牡3 57 岩田 康誠
5枠 9番 ディープスカイ     牡3 57 四位 洋文
5枠10番 アポロフェニックス   牡3 57 柴田 善臣
6枠11番 ゴスホークケン     牡3 57 内田 博幸
6枠12番 リーガルスキーム    牡3 57 安藤 勝己
7枠13番 セッカチセージ     牡3 57 田中 勝春
7枠14番 ダノンゴーゴー     牡3 57 藤岡 佑介
7枠15番 ファリダット      牡3 57 武   豊
8枠16番 エーシンフォワード   牡3 57 福永 祐一
8枠17番 アポロドルチェ     牡3 57 勝浦 正樹
8枠18番 ダンツキッスイ     牡3 57 藤田 伸二

私が応援する予定だったアサクサダンディは風邪で回避。ホッカイカンティも故障で回避。どうしようかなーという感じです。そして今年もあまり天気は良く無さそう。とりあえず桜花賞出走馬はおさえとけ、ということでエイムアットビップ。NZTで軸にしたダンツキッスイ、そしてやはりNZTのパドックで「ああ、この馬いいなあ」と思ったエーシンフォワードは、今回もパドックで確認しようと思います。他も何頭か迷う馬いますよねえ。そうそう、前走明らかに太めのこりだったゴスホークケンは再注目。過去のレースを振り返りながら、もう少し考えます。

2008年5月9日

プッチンプリンで運だめし?





超デカプッチンプリンに運だめしがついたバージョン。プッチン用の突起が4つあって、1つだけが当たり。あと3つはハズレというタイプです。こういう意味のないギミックが大好きな相方が2つも買ってきました。

さっそく皿にひっくり返して、プッチンを倒したところ、一発で当ててしまいました。

他も倒してみましたが、プチン!って倒れませんでした。なーんだ、って感じ。でもやっぱりハッピーサイズは大きいです。2人で食べても十分過ぎる量です。

2008年5月8日

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]

Story Seller (ストーリーセラー)
出版者: 新潮社
発売日: 2008-04-10



伊坂幸太郎、近藤史恵、有川浩、米澤穂信、佐藤友哉、道尾秀介、本多孝好の中編が収録された「小説新潮」特別号。「物語を売る」という挑戦的なタイトルだけに、どの物語も超面白い。それぞれがカットされて中編として文庫化しても十分売れるようなストーリーが7編。特にテーマがあるわけでもなく、各著者がその「らしさ」を余すところ無く出した作品群という感じがします。泣かせるストーリーあり、楽しめるストーリーあり、ホラーっぽいのもあれば、ミステリーっぽいのもあり。逆に、あえてテーマを設けなかったのが吉と出ている気もします。編集の方の「個人の趣味が色濃く出てる」そうですが、その趣味に私はぴったりとはまったようです。1,2人でも好きな作家がいれば、おすすめです。

2008年5月7日

IKEAに行ってみた

ようやく晴れたGW最終日。何を思ったかIKEA港北に行くことにしました。ゴールデンウィークとあって混んでるのかと思いきや、思ったほどではありませんでした。

まずは2階の家具が展示されてるところを見て回ったのですが、やっぱり値段相応のものも多いですね。特に1万を切るような家具はちょっとなーという感じでした。一方で、EXPEDITシリーズの棚とか、JONASデスクとか、IKEAの中ではやや高めの値段設定のものは、しっかりしてる感じ。IKEAの中では高めでも、一般的な価格を考えると十分安く、選べば良い買い物が出来そうです。家具類に入らないかもしれませんが、海外製品らしい(?)ウォールシェルフ類は種類豊富でどれも良さそうでした。ウォールシェルフって、便利そうなんですが、あまり日本では見ないですよね。地震国だからかな。あの形状でじいちゃん家の神棚を思い出す私です。

ikea hackerというIKEAの製品を使ったアイディアを写真付きで紹介してるブログがあるのですが、本来IKEAの商品は、書棚とか机とかいった単位を超えて、この棚にこのキャスターを付けたら面白いんじゃないかとか、机の天板を全く別の用途で使ってみようとか、いろいろ考えて組み立てるのが正しいのかもしれないです。

家具よりも、1階フロアに置かれていた雑貨類のほうが、種類豊富で、値段が安くても良さそうなものが多かったです。まずは無垢材ハンガー8ピース 499円也を手にとって買い物用バッグに入れました。100個で499円というこれまた激安?のキャンドルにも惹かれ、かつその近くにあったランタン型のケースと合わせて試しに買ってみようか、なんて言ってましたが、ちょっと考えて断念。単品の値段が安いので、つい要らないものまで買ってしまいそうになるのは危険です。キャンドルは、大きさ、色、形ともに豊富にあって、しかも安いので、好きな方にはたまらないのでは。本当は、我が家で何故か数が減ってしまったスプーンが欲しかったのですが、こちらはちょっとイメージと合ったものが無くて諦めました。同じコーナーにあったお皿はよかったですね。シンプルで、どんなお料理でも合いそう。普段使いによさそうです。もちろん安い。レストランでも同じお皿が出てましたが、以前100円ショップで買ったモノのように「きーきーと音がする」みたいなことも無く、気に入りました。

相方は枕が欲しいと言って、枕を買っていました。また、私のパソコン椅子用の四角いクッションも買ってみました。なかなか調子良いです。

今回は半分偵察がてらだったのですが、カタログ見てイメージしてたものほどではなかったもの、イメージより良かったもの、いろいろあって面白かったです。

2008年5月5日

[movie]相棒 劇場版


タイトル: 相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
監督: 和泉聖治
出演: 水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶、岸部一徳、木村佳乃ほか
2008年/日本/117分/東映

テレビ塔に吊された元キャスターの遺体が発見され、猟奇的な殺人事件としてセンセーショナルに報道されていた。一方、特命係の杉下右京と亀山薫の二人は、小包爆弾によって警告を受けた片山雛子議員の警護を命じられるが、外遊への出発途中でやはり爆弾によって何者かに襲撃された。両方の現場に残された奇妙な符号を見て、事件に繋がりがあると考えた片山右京は、亀山薫と共にその事件を秘密裏に捜査し始めた。


ミステリー映画として見てしまうと、かなりツメが甘いというか、つっこみどころ満載のストーリー。goo映画には「アクション」と分類されてましたが、そういう感じで見たほうがよいかもしれないです。テレビドラマ自体の大ファンである相方が、珍しく映画を見に行くというので一緒に見たのですが、2人で「あれは・・・」「これは・・・」と粗探しをしてしまったのでした。また、純粋なエンターテイメントでプロパガンダ的な要素を(しかも現実と妙にリンクする形で)取り入れてしまうと、やや興ざめだなあというのもひとつあります。「元首相」役が出てきたときは、2人で噴き出しましたが。。。特に、チェスのやりとりは面白かったんですが、それが最後まで活かされてないのが残念です。あのガラスのチェス盤が気に入って、帰ってきてから楽天で検索したら、2000円くらいで売ってるものみたいですね。ちょっと欲しいかも。

ただ、相棒シリーズのファンの方は、オールスター出演ということで、見逃せない作品かもしれません。逆に登場人物紹介みたいなシーンはほぼゼロなので(字幕のみ)、シリーズを全く知らずに見てしまうと、ちょっとつらいかもなぁというのが正直な感想です。

2008年5月4日

[2008年天皇賞春]サムソンの夏

アドマイヤジュピタだったかぁー。という感じ。今年の天皇賞春は、馬券は全然ダメでしたけど、レースは面白かったです。4コーナーで逃げていたホクトスルタンがいっぱいになり、人気のアサクサキングス、メイショウサムソン、アドマイヤジュピタが外から最後の気力を振り絞って追い込んでくるところは、手に汗握るという感じでしたね。

しかし、メイショウサムソンは本当に暑くないとダメなのかなあ。今年のGWはこっちはどんより曇り空なのですが、京都は連日30度を超える夏日が続いてるそうで、サムソンにとってはとても良い陽気だったのでしょう。有馬記念や大阪杯とは別馬でしたね。凱旋門賞狙って欲しいなあ。暑くないとダメ、だとやっぱりJCや有馬記念はどうしようもないわけで・・・。難しいところです。

アドマイヤジュピタもサムソンも5歳世代。そして菊花賞馬で4歳のアサクサキングスが3着。今回はそれなりに強い馬が強い競馬をしてくれました。ちょっとホッとしてます。ポストサンデーサイレンスはまだ決まってませんが、歳を取るにつれて成長するタイプが多いのかもしれません。もう少し長い目で見て楽しもう・・・。

さて、来週はNHKマイル。私はアサクサダンディを応援してます。そして東京競馬場にGIが(JpnIだけど)が戻ってきます。そろそろ週末晴れておくれよと思うのですが、さてさて。