一番乗りの投票所

一度やってみたかったことがあるのです。「投票所一番乗り」。20歳から十数年、選挙権のある投票は一度も休んだことが無いのですが(というかそれが当たり前だと思いますが)、投票所一番乗りだけはまだやっていません。20歳の頃に住んでいた場所は投票所まで少し距離があったし、結婚した後で住んでいた場所は古くからの住民(かつ老人)が多く、彼らに勝てる気はしませんでした。

しかし、今の場所なら、と思ったのです。この近辺の住民は老人が少ない上に、多くの人は他所から引っ越してきた人々で、いわゆる「地元民」は皆無。老人しか見なかった以前の場所と比べて、少子化って本当なんですか、っていうくらい子どもの姿の多い街です。つまり、朝6時台に起きて、わざわざ投票所に一番乗りする人間なんてほとんどいないのでは、と考えました。しかも投票ハガキが来たら、投票所が近かった。これは一度やってみようと闘志を燃やしてました。

というわけで、6時50分。ふらふらと歩いて投票所に向かうと、やった!まだ誰もいない。

最初だからって何が違うのと思われる向きもあるでしょうが、一番乗りと2番目の人は、空っぽの投票箱を見て、中が空であることを確認するという作業があるのです。誰かを指名しておくのも問題あるでしょうけれども、こんな素性の知れない最初の2人っていうのもなんだかなーとは思いますが。確かに空です。何もありません。というか、投票箱って横から開くんですね。開いているところ初めて見ました。

ケータイで写真でも撮ろうかと思ったけど、次も詰まってたので、そんな時間もありませんでした。ちょっと残念。でも案外投票所って朝から人が来てるんですね。10分前には確かに誰もいませんでしたが、7時に鐘が鳴らされた時(開所時に、福引きで当選したときのような鐘が鳴らされるのです)には、既に10人くらいが並んでいました。ほとんどが年配の男の人でしたが。

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