Twitter、フォーラム、ニコニコ生放送

ARGのフォーラムに行ってきました。長尾館長以外はどちらかというと出版の関係者で、参加者も恐らく出版の人のほうが多かったのかなーという気がしました。内容は他で詳しくアップされると思うので、私は別のことを。

まず、参加者は結構幅広い年代の人がいました。ウェブベースのフォーラムなのに、と意外に思いましたが、その年代をぱっつりわけているものが、パソコン or iPhoneを持っているかどうか(会場で使っているかどうか)。配布物にさえTwitterのハッシュタグとかアカウントとか書いてあるんです。パソコンとかiPhoneとか持ってる人間は、Twitterをフォローしつつ、書き込みつつ、聞いてる感じです。Ustreamで放送もされていましたから、Twitterコメントには外側の人も参加しています。壇上の人まで書き込んでるのですから、リアルとは別次元で、別のフォーラムが形成されてる感じ。改めてTwitterの面白さを感じると同時に、これって、見てる人とそうじゃない人の情報量って全然違うなあと思ったのでした。本当は会場の画面にも#arg_forumで投稿された呟きが表示されると、さらに面白かったかなと思うのですが。

そこで思い出したのが、先日見たニコニコ生放送。やはりパネリストが話している壇上をネットを使ってストリーミング配信しながら、その画面上に、見ている人のコメントが流れるというものです。質問者の声が小さいと、画面一杯に、「聞こえない」だの「大きな声で」だの流れたりして結構面白かったです。単に聞いてるだけよりもずっと参加してる感があるなあと思いました。内容が「政治とインターネット」という堅いものだっただけに、変なコメントもなく、たくさんの人が思っていることがリアルタイムで流れるのがかなり新鮮。例えば、CSRという言葉が出てきた時、「CSRって?」って分からない人がコメントすると、知ってる人が「企業の社会的責任」とか答えてくれる訳です。そういうのってその場で遮って聞くものでもないし、逆に知ってる人には当たり前の単語なので、使うことに抵抗がなかったりします。今までならどんどん流されてしまっていたそうした小さい疑問が、ここではちゃんと聞けるし、教えてもらえる。何か単なるストリーミングとは違うものを感じました。

きっとこういう新しい技術は、参加者が増えれば増えるほど、発案者が想定もしていなかったような面白い使い方が出来るんじゃないかと思います。少なくともフォーラムとリアルタイムコメント(Twitterでもニコ生でも)は案外相性がよく、今までと違う体験が出来たかなと思います。

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