2010年3月27日

川から見る桜(想像)

今日は、芝浦工大豊洲キャンパス前の豊洲運河にできた桟橋のオープニングセレモニーがありました。テープカットのあと、テープカットをしたお偉いさんたちが、桟橋に横付けされた立派なボートに乗って、どこかへ行ってました。



今日はオープニングということで、黒船橋まで連絡船も就航。私たちも釣り船に乗って、黒船橋までGO。



一旦隅田川に出て、越中島を迂回し、大横川に入ります。ヤマタネの倉庫前の桜はしかし・・・



まだまだ。1分どころか、1輪も咲いてない木も結構ありました。これは来週の土日が見頃になるかどうか。この蔵の前の桜というのはなかなか風情ありそうなので、楽しみです。

黒船橋の近くには、少し咲いてるのもありましたが、何しろ全体がまだまだ感漂ってるし、今日は天気は良いけれども寒いしで、黒船橋から出ている花見船も暇そうでした。でも黒船橋の周辺では、つぼみの下で酒盛りをしている団体もいましたよ(笑)。



来週お天気良いといいなあ。

[自転車散歩]都心の桜の状況は

先週開花宣言された都内のソメイヨシノですが、この1週間、雪が降るかというような寒さが続き、開花は全くと言っていいほど進んでいません。本当は今週末は花見がよさそうだなあと思っていたのに、まだまだです。

まず、日比谷通りを通っていると、芝公園は5分ぐらいでしょうか。桜の下には、花より団子の人々が、すでに場所取りをしていました。六本木のほうまで登っていき、けやき坂に並行する坂を見ましたが、ちらほら程度。鳥居坂を上り、六本木通りを降りてアークヒルズの桜坂を見ましたが、こちらも全然。溜池から外堀通りへ。先週からすでに満開の様相を示していた外務省角の桜(おそらくソメイヨシノではない)は、すでに見頃過ぎでした。



皇居の桜田門入ってすぐの桜が少し咲いていました。



皇居を半周して、靖国神社へ行きましたが、まだまだですね〜。日比谷松本楼まで出店している屋台のほうが花を添えてました。

今日も寒いので、まだ花見は早そう。場所によっては明日でも良さそうですが、どちらかというと来週ですね。これがまた来週末まで残っているかどうかは微妙なんですが、現時点での週間予報では来週もあまり暖かくなさそうなので、なんとか大丈夫そうですね。

[movie]マイレージ、マイライフ

原題: UP IN THE AIR
監督: ジェイソン・ライトマン
出演: ジョージ・クルーニー ベラ・ファーミガ アナ・ケンドリック ジェイソン・ベイトマン

1年のうち、11ヶ月近く出張をしているライアン・ビンガムは、リストラ対象者にクビを言い渡すのが仕事。リストラ対象者は会社の人間ではない彼らに、突然クビを言い渡され、そして仕事を失う。そんな仕事に新人社員ナタリーが飛び込んできた。優秀で、ネット世代の彼女は、出張費用の削減のために、テレビ回線を通じた面接を提案する。マイレージを貯めることがなによりの楽しみで、そして、この仕事の難しさを知るライアンは、彼女に猛反発。結果、上司から彼女に「何が問題なのか」を教えるために、出張に連れ回すことに・・・

人生にとって何が大切かがテーマ。人生には、家族やら、仕事やら、人間関係やら、洋服やら家やらとやたらと重荷が多く、しかもそれを後生大事に守ろうとするために、誰もがストレスを感じ、苦労をしている。ライアンは、そんな人生と対照的な生活をし、バックパックに入らないものは背負わないことを人々に説きます。

しかし、彼が捨てている「重荷」は、人生にとって重要だと言えるものでもあるわけです。だからこそ、みんながストレスを感じながらも持ち歩いていること。ライアンも捨てていたそれらが、実は重要であることにちょっとだけ気づき、ある行動を取りますが、個人的には、ライアンの取る人生も、妹の人生も、自分が正しいと思っているのであれば、間違っていないと思うんですけどね。それをそう思わない人に押し付けるのが一番嫌だなー。

また、その通奏低音として、ネット世代への痛烈な批判が含まれていますが、これは難しいですね。ネット世代というのはどんなに上でも30歳そこそこで、人生経験という意味で50代60代に負けたとしても、それは世代の問題や、その取り巻く環境の問題ではなく、単に経験値の差のような気もしますし。

思ったよりもラブストーリーではなく(というか、全くラブストーリーじゃなかった)、考えさせられる映画でした。意外とおすすめ

2010年3月21日

[自転車散歩]初の江戸川サイクリングロード

今日は雨という予報でしたが、雨は明け方で上がったようで、10時頃にはすっかり晴れてきました。ので、やっぱり乗らなきゃダメでしょ、と自転車に乗ることに。

昨日は全く乗れなかったので、今日は少し遠くへ行こうと江戸川方向へ。水元公園から江戸川サイクリングロードへ入り、千葉県側を下ってきましたが、本当は江戸川サイクリングロードは6号が横切る橋よりも上流が良いようですね。なんどかダートに阻まれたりしました。そして今日の問題は風。行きは追い風でなかなかいい感じで進んだのですが、江戸川サイクリングロードに出る頃には強い横風で、何度か土手の上から転がり落ちるかと思いましたよ。写真にも写っていますが、途中、桜並木をあちこちで見ましたが、どれもあとちょっと、という感じでした。靖国神社の基準木が一輪二輪花が咲いてるそうなので、来週末あたり、いい感じになるかもですね。



写真は矢切の渡し付近。この風でも渡し船は出ているようでした。

帰ってきて、ようやく黄砂がずれたのか、空が綺麗に見えるようになってきました。相方のクロスバイクがやや不調になったので、自転車屋に預けたのですが、それを受け取りに良く途中で東京タワーが見えたので、写真撮りましたよ。



おしなりくんのツイートによると、そろそろスカイツリーが東京タワーを抜くそうですね。

2010年3月20日

ロードバイク納車

お天気良かったので、自転車を受け取りに行ってきました。でも天気は良かったんですが、風が・・・。なんども流されそうになりました。怖い。



奥のは相方のキャノンデール。紅白で縁起よさそう?私のはTREKのバイクです。とりあえず皇居まで戻ってきて、30キロくらい試走しようかと思ったのですが、あまりにも風が強いので、一旦帰ってきました。もう一度行ってくるかも。

ペダルは完全にビンディングにし、その代わりクリートをマルチリリースのにしたら、すごく使いやすいです。車体にあわせてホワイトにしました。

平地はエンジンがそもそも変わってないのでそれなりですが、やっぱり違うなあと思うのが上り。これなら上りを楽しめるかもと1ミリくらい思いました。残念ながら明日は雨っぽいのですが、明後日の朝少し遠乗りできればと思います。

[movie]シャーロック・ホームズ

原題: Sherlock Holmes
監督: ガイ・リッチー
出演: ロバート・ダウニー・ジュニア ジュード・ロウ レイチェル・マクアダムス マーク・ストロング
2009年/米国/129分/2009年

ロンドンでは、不気味な女性連続殺人事件が起こっていた。ホームズがようやくその現場をおさえ、犯人・ブラックウッド卿をレストレード警部が逮捕する。処刑が決まり、死ぬ前にホームズに面会したブラックウッドは、ホームズに不気味な予言をする。自分は蘇り、再び人が死ぬと。

予告編を見て、どんなアクション映画かと思ったらタイトルに「シャーロック・ホームズ」とか出たときの衝撃(?)は、きっとシャーロック・ホームズのイメージが固まってる人なら誰でも感じたはず。私も映画館で予告編を見て、「なんじゃこの格好良いワトソンは」と思ったのです。機会があったら見に行こうと思ってたのですが、案外評判良いようなので、レイトショーで行ってみることに。

シャーロック・ホームズのダメ加減と、それに半分嫌気がさしながらも、ホームズをつい婚約者よりも優先してしまうワトソン。しかもワトソンはホームズに馬鹿にされっぱなしのダメワトソンじゃなくて、強いし、知識もあるし、格好良いし、そういえばワトソンって、ドクター・ワトスンだったよなあと改めて思い出した次第。

ストーリーも、途中までは魔法とアクションで終わっちゃうのかと心配しましたが、ちゃんとホームズが解決してくれるから大丈夫。「バスカヴィル家の犬」や、「まだらの紐」といったぶっ飛び結末もあるホームズだけに、その雰囲気はスケールが大きくなっただけで、十分踏襲しているように思いました。

ホームズを全く知らずに、アクション映画とちょっとミステリで楽しむか、それとも「ホームズなのに!」と笑うか、どちらでもそこそこ楽しめるかなと思います。「中井貴一の綺麗な金田一」くらいには。

2010年3月14日

[movie]ハート・ロッカー

原題: The Hurt Locker
監督: キャスリン・ビグロー
出演: ジェレミー・レナー アンソニー・マッキー ブライアン・ジェラティ レイフ・ファインズ デビッド・モース ガイ・ピアース
2008年/アメリカ/131分/カラー

戦時中のイラク。チーフのトンプソン軍曹を任務中で失ったブラボー中隊の爆弾処理班は、アフガニスタンでも従軍し、数々の爆弾を処理してきたジェームズ軍曹を迎える。任務はあと1ヶ月。連日のように爆弾の処理をし、日々戦闘が起きるイラクで、トンプソンの死は明日の我が身。しかし、新しく来たジェームズ軍曹は、自殺行為とも思えるような行動を繰返す。

この映画の言いたいことは、最初のクリス・ヘッジスの本"War is a Force That Gives Us Meaning"(『戦争の甘い誘惑』として邦訳)からの引用「戦争は麻薬だ」に要約されているんじゃないかと思うのです。たまたまこの映画を見たとき、予告編に『グリーン・ゾーン』があって、それを見ながら「戦場という、映画のようなハラハラドキドキの非日常に長い間身を置くと、先進国の平穏な日常に戻ることができなくなってしまうんじゃないか」という感想を持っていたんですよね。そしたら、それを正に表すようなこの引用です。ああ、やっぱりそう思う人は多いのかなあと思いつつ、本編を見ていました。

その麻薬の中毒になってしまったジェームズ軍曹が主人公。映画では決して彼を否定的に描かないのです。むしろ英雄的にカッコよく描かれます。そういう意味では決して反戦という作品でもなく、淡々と(しかしハラハラドキドキの)爆弾処理班の「日常」がスクリーンに流れて行きます。そしてイラクでの任務が明けて、アメリカでの本物の日常に戻るわけですが・・・。

その対比が描くのは、本当の平和に対応できなくなってしまった軍人。そして、そういう人は、スーパーでシリアルをスマートに選び、子どもと妻を大切にするマイホームパパよりも、描き方によってはやっぱりカッコよかったりするんですよね。それをそのまま映像にすることで、「で、あなたはどう思う?」という形の映画です。

戦争を描いた作品としても、起伏に富んでいて全く飽きさせません。2時間以上の映画でしたが、あっという間の2時間でした。

2010年3月13日

[exhibition]浮世絵の死角

ようやくお天気がよくなったので、自転車で板橋区立美術館へ行ってきました。イタリア・ボローニャの浮世絵コレクターが所蔵する浮世絵200点の展示をしています。個人蔵だけあって、いわゆる広重、北斎のメジャーどころというのではなく、広重でもおもちゃ絵とか、ちょっと変わった作品があったり、江戸末期から明治の、国芳、国貞といった主流からは外れているような作品が目玉です。

国芳の絵の描き方が私は結構好き。初期の美人画などとは全く異なり、全体から発せられる力が違うように思います。また、以前も浮世絵展の感想で書いたのですが、国芳の画風は、水木しげるにつながるんですよね。つまり、今、世界でも注目される日本のアニメーションは、遡れば、江戸末期のこういう浮世絵に通じると思うのです。実際明治期の作品には、「セル画」と見間違うような作品もありました。そういうのをイタリア人が目を付けて保存しているというのも、また面白いなあとか。

なかなか興味深い展覧会です。浮世絵好きな方におすすめ。

美術館の前は公園なのですが、桜にはまだ早いこの時期に、まだ梅が咲いていました。今年暖かくなってから寒い日が続いたりしたので、花の持ちが良いのかもしれませんね。黄色いのはサンシュユです。



今日の移動距離は60キロちょっと。行きは春日通り→川越街道を行き、帰りは荒川サイクリングロード。帰りの荒川は風が強くて、何度も飛ばされそうになりました。キョリ測によると、おにぎり7個分くらいのカロリーを消費したことになっているのですが、帰りに門前仲町でたらふく食べてしまったので、元の木阿弥。

2010年3月7日

[movie]時をかける少女

監督: 細田守
原作: 筒井康隆
脚本: 奥寺佐渡子
声の出演: 仲里依紗 石田卓也 板倉光隆 谷村美月 垣内彩未 関戸優希 原沙知絵
2006年/日本/カラー/98分

高校2年の真琴は、ある日過去へ戻ることができるタイム・リープの能力を身につけてしまう。そのうちタイム・リープを完全に使いこなうようになった真琴は、ちょっとしたことがあると度々過去へ巻き戻り、様々なことをなかった事にしてしまっていた。しかしそんな彼女の行動は思わぬ歪みを生み出すことに。

実は原作を読んだことがないのですが、恐らく私の世代以上の人は角川映画全盛期の大林宣彦監督、原田知世主演のこの作品は誰でも知ってるだろうと思うのです。だから上映時は「いまさら時をかける少女かよ」と思ってたんですが、『サマーウォーズ』を見たときに、同じ監督の前作(=時かけ)の評判が良かったから注目されているんだ、という記事を読んだこと、そしてかなり現代版として書き換えられていることを知って、またしてもリバイバル上映へ。映画館の策略にはまりまくりですね。

そしてそうした前評判を聞きながら行ったけど、面白かったです。カラオケのシーンとか、アニメらしい爆笑演出もあったし、そして最後はちゃんと落とし所を用意しているというのも良い。原作がジュブナイルだけに、SFとして見てしまうとかなり詰めが甘いところもありますが、もしかしたら大林版よりも説明はできてたんじゃないかなあと思います。そして魔女おばさんが、もしかしたら旧バージョンの主人公なのかなあとか、はっきりとは分からなくても仄めかす感じなのがよかったです。

原作発表から40年以上、最初の映画化から20年以上。原作の主人公たちの名前は今見るとすごく古臭いのですが、でも骨格の部分は全く変えずに21世紀もこうして映画化されているってやっぱりすごいなあと思います。大林版「時をかける少女」を見たくなったのは私だけじゃないはず。

2010年3月1日

[exhibition]没後400年 特別展 長谷川等伯

東京国立博物館で開催中の長谷川等伯展に行ってきました。いつも特別展は3ヶ月くらいの長い期間行われて、中だるみ期間に行けばやや空いてたりするものですが、今回の展覧会は東京では25日という超短期間な展覧会ですので、見たい方はお早めに。ただ、私が行った土曜日の朝は雨ということもあったのか、入り口でやや待たされましたが、入ってしまえばそれほどの混雑でもなく、国宝もじっくり見ることができる程度の入りでした。

私の中で等伯というと、襖や屏風に描かれた絵で、しかも水墨画の印象が強かったのですが(実際、ポスターの絵も『松林図』ですし)、それは東博が所蔵しているのが『松林図』で、単に水墨画の展覧会や国宝の展覧会というと、それを出していたから、という東博による刷り込みだったことが判明。初期に北陸で描いていた宗教画は綺麗なカラーですし、京都のお寺が所蔵する立派な屏風は永徳のような金色使い。今回真筆と初鑑定されて出品されてる個人蔵の『花鳥図屏風』も金碧画です。目玉のひとつである圧倒的な大きさの『仏涅槃図』も鮮やかな色使いで、これも等伯なのかと思いました。

ただ、彼の特徴である余白の空気感と、それが感じさせる奥行きが、徐々に強く現れて行く様を見るのは、なかなか面白いものです。やっぱり後半に展示されている後期の屏風類、襖絵が彼の代表作だと思いますし、才能ある絵師が、京都に上洛し、そして権力を持つ寺の庇護を得て成長していけたのは、等伯自体の人徳だったのかもしれません。

なかなか見ごたえのある展覧会でした。おすすめです。