2010年10月30日

東京を外から見ると

トロント滞在も早くも2ヶ月になりました。右側通行にはまだ慣れてないし、スーパーではいまだ棚を探してうろうろしてたりしますが、物珍しさは大分なくなり、ストリートカーにも間違えずに乗れるようになりました。ふと気づくと、カナダ一の大都会は、意外と人が少ないと思うのです。日曜日はお店が閉まるところも多いので単純に比較はできませんが、それでも金曜日や土曜日の夜の繁華街であっても、人が少ないと思うことがあります。

しかし、多分それは私の感覚が狂っているのです。政府刊行物関係の資料を主に取り扱う人と東京の話をしていて、東京にはどのくらいの人が住んでるのかと言われ、未だに大きな数字を英語で言うことに慣れていない私は、"over..."と言って紙に10000000と書いて見せたんです。カンマで区切って10 millionだと私も理解しました。"Do you want to say 10 million?" "yes" "ARE YOU SURE?"とまじでびっくりされました。何度も書いたように、日本は遠い国です。東京という大きな都市の名前は知っていても、それがどのくらいの人口密度で、どのくらいの規模なのかは知らない人も多いです。お互い様なので仕方ありません。東京都の人口は人口統計によると1300万レベルですけど、経済圏としての東京圏の人口は3500万、世界一デカイ都市です。その規模はNYCを超えます。彼女とその後世界統計を見て、日本の人口が"130 million"だということを知りました(いや、もちろん私は知っていましたけど)。彼女はまた驚いて、"Does it make sense?"って言われました。単位が間違ってるんじゃないかと思った模様。ちなみにカナダ一国の人口はStatistics Canadaによると約3500万人です。トロントを見ていると全人口がそれしかないことに驚きを感じますが、でもそれが現実です。

ということを、私はこっちに来て気づきました。東京がいかに「イレギュラー」な都市かということを改めて思い知ったのです。そこで思い出すのです。トロント国際映画祭の時の適当な警備、2ヶ月間に2回も大規模に中心街を封鎖して行われるマラソン、座席予約システムのない映画館。それが示すのは、カナダと日本の文化の違いもあると思いますが、それ以上に東京とトロントの"人口の違い"がなせる技だと。「トロントは人が多すぎないから快適」と言ったら、「これでもカナダ一大きな都市なんだけど」と笑われました。もちろん、トロントは決して小さい都市ではありません。人口250万、人口だけで比べると大阪市と名古屋市の間くらいの大きさです。でも東京の規模は、正直想像の範囲外です。

こっちに来て、いろんな人が大学にいろんな形で寄付をしてて、それが様々なサービスと結びついてていいなあと思ったんですよね。それは北アメリカ的な文化とも言えるし、規模の違うスーパーリッチがいる北アメリカならではなのかもしれませんけど、でも、東京とトロントを比較して、なんでそれが東京じゃできないのか、ものすごく疑問に思えてきました。だってカナダ一国と同じだけの人が東京を中心とする経済圏に住んでるんですよ。GDPだって世界3位の日本と10位にも入らないカナダじゃ比較になりません。



そんな話をSkypeで旦那としてたら、旦那がこの動画を教えてくれました。



あー確かにこれって「日常」だったけど、今見ると"Crazy”だよ・・・。

2010年10月28日

[movie]ソーシャル・ネットワーク

原題: The Social Network
監督: デヴィッド・フィンチャー
出演: ジェシー・アイゼンバーグ, アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマーほか

マーク・ザッカーバーグがハーバードの寮でFacebookを創り上げ、それが急成長を遂げるにつれて、彼が巻き込まれる様々な人間関係、そして金銭トラブルを描いたドラマ。

結構面白いって聞いたのと、セントローレンスマーケット近くの映画館が火曜日だけ5ドル(日本円だと400円くらい?破格の安さ)とそれぞれ別の人に聞いて、見に行ってきました。今をときめくFacebookの立ち上げ物語。よく知られてるFacebookの諸々をどうやって映画にしたのかなーって思ったけど、意外と人間物語になってて楽しめました。ポスターには"You don't get 500million friends without making few enemies"って書いてありますが、世界一若いビリオネアは、ものすごく孤独に見えたんですけど、それこそがフィンチャーの言いたかったことなのかな。

こっちにきてから、誰も彼もからFacebook持ってる?って聞かれるんですが、日本だとやっぱりmixiのほうが有名ですよね。多分、日本人はメインは日本語でやり取りするし、どちらかというと、プライベートで使うソーシャル・ネットワークで、その他の言語をつかう機会も必要性もないから、最初に広がったmixiが不動の地位を得てる気がします。

土曜日に、Facebookが好きかという話になって、一人がどうも気持ち悪くて嫌いと言ってたんですよね。私も同感なんですが、だからどうしてもあの画面を見て、すげーって思えないんですよね。多分、最初に大学内をターゲットにしたのが良かったんでしょうね。ある程度人間を獲得してしまえば、あとは自然増殖するのは当たり前。何しろ人間はソーシャルな生き物ですからね。でもそういう人との繋がりを重視するFacebookが、人間関係を捨てて作られたというのが皮肉でいいです。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかよくわかりませんけど。

でも一番の疑問は、マーク自身が、最もFacebookにはまらないタイプの人間に見えるんですけど、どうなんでしょうね。

2010年10月25日

The Annex散歩

Neighbourhoodという言葉がありますが、私の辞書の中では「ご近所さん」という意味しかなかったので、最初その意味がよく分からなかったんです。しばらくして、市内の各地域がNeibourhoodとしての名前がついていることがわかり、いわゆる「町内会」のようなものだということが理解できました。Wikipediaによると、「大きな都市の中の地域を限定したコミュニティ」となっていますが、言葉の定義って難しいですね。多分町内会と言ってしまうと、重要なニュアンスが落ちてしまう気がするのです。特にトロントにはNeighbourhoodは、いわゆる人種的コミュニティの意味も含まれるので、例えばチャイナタウンやコリアンタウンもNeighbourhoodの一部です。だから、このNeighbourhoodは、その近隣地域自体のイメージも統制している感じがします。私が最初住んでた場所は、"Harbourfront"というNeighbourhoodで、私が東京で住んでいた豊洲によく似ていました。新しいコンドミニアムが次々建っていて、オンタリオ湖を望む「観光地」的エリア。そして、大学近所に越してきましたが、こちらは"The Annex"と言われる非常に古いNeighbourhoodです。実際のところ私が住んでる場所は厳密には"The Annex"ではないのですが、メイプルリーフの街路樹が美しいこのあたりの建物は、100年を超えるイギリス様式の建物が多いそうです。



建物は概観がレンガで、私が住んでる建物もそうなのですが、出窓があって、床が古い木でできている感じ。だから下に住んでる人に気を使わなくちゃならないのがちょっとやっかい。レンガの壁には蔦が這うのはお約束。こういう壁の蔦を見るといつもO.ヘンリーの「最後の一葉」を思いだすのですが。



Yorkvilleまで行くとビルが増えて一気に雰囲気が変わります。このThe AnnexとYorkvilleの境あたりにあるお店は結構面白いです。そして、今はどこもかしこもハロウィーンを楽しむ準備が進んでます。



2010年10月24日

クイーンストリートでお買い物したらゾンビに遭遇した件

大学の人がクイーンストリートの西側を案内してくれるということで、お買い物に行ってきました。ネックレス系のアクセサリーが欲しかったのと、クリスマスカードもみたいなーと思ったので。でも、洋服屋も靴屋もいろんなのがあって、すごく楽しかったです。ショッピングモールも便利だけど、こうやって商店街みたいなところでいろんなのを見るのもいいですね。結局、ゴールドのこんなネックレスを買ってみました。クリスマスカードにはまだ早かったのか、あまりモノが無かったので、家近くの別の場所を教えてもらいました。

今日のハイライトは、ゾンビ。多分ハロウィンイベントの一環なんでしょうけれど、なんかゾンビに扮した人々がたくさんいるのです。最初は全然気づかなかったんですが、気づいたら後ろにゾンビの行列が出来ていてちょっと驚きました。ゾンビの化粧をして、ゾンビの衣装を着て、凝った人は生首やもげた腕を持っていたりします。Tirinity Bellwoods Parkがゾンビの集合場所になっているらしく(途中でゾンビに道を聞かれた)、私たちが西方向に歩いていくに従って、ゾンビが増えていきます。道を渡ったときに、止まってくれた車のドライバーもゾンビでした。大学の人によると、毎年テレビの短いニュースとかになるので、有名ではあるとのこと。でも彼女も見たのは初めてだってことなので、「結構ラッキーよ」って言われました。

帰ってきてから検索したら、Toronto Zombie Walkというイベントだそう。ゾンビはこんな感じ。

2010年10月19日

[travel]ナイアガラの滝

トロントに来て、まず最初に行きたかったのがナイアガラの滝でした。トロントからバスで2時間弱で行けるし、カナダといえばナイアガラの滝ってくらい日本では有名ですよね。というか、それくらいしか観光地を思いつかなかったというのが正しいんですが(笑)。そうそう、日本ではカナダの何が有名?って聞かれて、「ナイアガラのの滝」と「赤毛のアン」かなあと言ったら笑われました。こっちに来てすごく思いましたが、カナダにとっても日本は遠い国ですが、日本にとってもカナダって、もちろん名前は知っているけど、アメリカと同じようなものという認識しかないような気がします。

でもせっかくナイアガラの滝に行くなら、普段なら行けないようなベストなシーズンを選びたいと思っていたのです。多分夏がベストなんでしょうけれども、これからのシーズンならやっぱり紅葉だよな、と思って、ネットで確認しつつ紅葉のピークを待ってました。ナイアガラの滝はトロントよりも南にあるので、少し紅葉は遅いそうですが、今年は変な気候のせいもあってか、トロントと同じ程度か、やや早い感じのようでした。

お天気もよかったので、土曜日のバスを予約して、出発です。途中、高速道路で渋滞につかまり、多分嫌になった運転手が、通常ルートではない下道を通ったりしてたように思うのですが(そういうところはアメリカっぽい[笑])、無事ナイアガラのバスティーボに到着。VIAの駅(ここがカナダ最終地点で、橋を渡るとアメリカ)もあるので、少しは栄えた場所なのかと思いきや、ものすごく閑散としています。タクシーを使っても良かったのですが、歩いても30分程度だということで、カメラ片手に歩いてナイアガラの滝に向かいました。

川沿いの道は、B&B銀座です。たくさんの綺麗なお家が並んでいて、とても美しいです。アメリカへ歩いて渡ることのできるレインボーブリッジ(映画にも出てきた!)がみえてきて、その向こうに滝がちらちらと見えるようになりました。レインボーブリッジの橋桁の下をくぐると、目の前にアメリカ滝、そして向こうにカナダ滝。うおーたしかにすげー。



Maid of the mistに乗るか迷ってたのですが、ちょうど出発時間だったのと、なんか滝を見たら真下から眺めてみたいと思って、乗ることにしました。こういう観光地のボートの割に、ものすごく安かったし。渡されたポンチョ型の雨合羽を着て乗り込むと、アメリカ滝を見上げつつ、カナダ滝に向かいます。写真を撮ってみましたが、これ以上は霧雨の中にいるみたいになるので無理ですね。とりあえずナイアガラの滝の水しぶきを浴びるので満足。というか、これ合羽無かったらずぶ濡れでしょ。顔なんて洗ったみたいになったんですが。



その後滝まで散歩。ちょうど紅葉も良い時期で楽しめました。日本も山が多いから滝もたくさんある国だと思いますが、こういうスケールのでかさは、やっぱりアメリカ大陸だよなあと思います。繊細さというか、美しさという意味では日本の滝を推しますけど、圧倒的という意味ではナイアガラの滝に負けた気分です。他にも滝ふもとまで降りられるアトラクションみたいなのもあるのですが、もう滝の水は十分浴びたと思ったので、今回はパス。滝近くまで歩いて、写真を撮りました。



ちょうどお昼時だったので、カジノのあたりを散歩してお昼を食べることに。映画「ナイアガラ」を教えてくれた人とは別の人に「ナイアガラは、滝はいいんだけど、街は変な建物が多い」と聞いていたんですが、川沿いを散策している時には全然そんな風に思わなかったので、何が変なんだろうと思っていたんです。カジノのほうに曲がってその意味がわかりました。確かにこれは変だ。いわゆる場末の温泉街的イメージ。バブル時に大量にできた地方のアミューズメントパークとか、こういう雰囲気ですよね。カジノといい、こういう中途半端に昭和な建物が残っているところといい、ナイアガラの滝は古い観光地なんだということを改めて思いました。

バーガーキングもこんな感じに。



古いイタリアンレストランで不思議なスパゲティを食べ(ソースはすごくおいしかったんですが、スパゲティは茹で過ぎだと思った)、アメリカ側から見てみようとレインボーブリッジを渡ることにしました。歩いて渡ると6USドルかかると知っていたので、事前にパスポートと残っていたUSドルを7ドルだけ持って来てたんです。橋を渡って、やたらと暇そうな入国管理官のおしゃべりに付き合わされ、なんとか国境通過。



今、実はカナダドルとアメリカドルがほぼ1:1のイコールです。そういう目で見ると、アメリカ側のアトラクションの値段はちょっと安い気がしました。ただカナダドルで支払うと1割増なので、カードを使うかあらかじめUSドルを用意しておいた方がいいと思います。またカナダ側のレストランもUSドルで支払いできます。これも1CAD=1USDだったので、ナイアガラの滝周辺なら、今ならUSDを持っていればOKという気が。Maid of the mist(アメリカ側)なんかは、カナダ側よりも額面にして3ドルほど安いです。また、日光のあたりかたがアメリカ側からのほうが良いんですよね。逆光にならなくて。もし時間のある方は、ぜひアメリカ側に渡ってみてください。レインボーブリッジからのナイアガラの眺めも良いです。車で渡るのはあまりおすすめしません。ものすごい渋滞ですし、歩いたほうが早く着きます。ただカナダ→アメリカ→カナダで戻ってくる予定の方は、少し余裕を持って戻ってきたほうが良いです。カナダのほうの入国に時間がかかりました。



アメリカ側はカナダ側のようなカジノがあるわけでもなく、綺麗な公園になっています。



アメリカ側で散歩を満喫し、レインボーブリッジでふたたびカナダ入国。確かに国境なんですが、もう少し適当にできないものですかね。また指紋と写真撮られるし、面倒な事この上なし。思い切ってナイアガラの滝周辺だけ柵で囲って、カナダでもアメリカでもない場所にしちゃえばいいのに。テレビでも国境を行き来する観光客が減って、特にアメリカ側は商売あがったりだみたいなニュースをやってました。

ふたたび北に戻ります。川沿いを鉄道駅からさらに進むと渓谷に出ます。エレベーターで降りられるアトラクションもあるんですが、渓谷まで降りる道が別途あって、そこから渓谷まで降りてみました。なんか日本ではよく見るような山道で、どこかでこんな光景見たなーと思っていたのですが、底まで降りて思い出しました。去年行った北海道の半月湖そっくりです。そういえば、ここと北海道はほぼ同じ緯度でした。植生も似てるかも。





でも紅葉のシーズン的にはこっちのほうがベストシーズンでしたね。お天気がよかったのも幸いでした。またしても焼けたかも。。。

帰りは乗れる時間のバスにしようと思っていて予約してなかったのですが、バスティーボでチケット買ったら、なんとネット予約よりも5ドルも高かった。。。まあいいか、予約しちゃうと、時間が気になっちゃう人だし。

本当に歩き回ったので、久々に筋肉痛を体験しました。自転車に乗るようになってから、足は丈夫になったと思ってたのですが、ニューヨークと違ってアップダウンのある道をひたすら歩いたために、いつもと違う筋肉を使ったのでしょう。本当はナイアガラ・オン・ザ・レイクにも行ってみたかったんですが、また今度ということにします。

2010年10月16日

[movie]ナイアガラ

原題: Niagara
監督: ヘンリ・ハサウェイ
出演: ジョゼフ・コットン、マリリン・モンロー、ジーン・ピーターズ、ケイシー・アダムズ、デニス・オデイ
1953年/アメリカ/カラー/92分

延期されていた新婚旅行をナイアガラで過ごそうとやってきたカトラー夫妻。しかし、予約していたキャビンは前の夫妻が今も宿泊していた。夫の具合が悪いので、延長させて欲しいというローズの申し出を快く受け、別のキャビンに宿泊するカトラー夫妻。ところが、トンネルツアーに行った夫妻は、ローズの不倫現場を目撃してしまう。

「明日ナイアガラの滝に行くんだー」と言ったら、マリリン・モンローの「ナイアガラ」の話になり、図書館にあるからと探してくれたので、借りてみました。大学図書館でDVDを貸してくれるなんて、日本だとなかなかなかったりしますよねー。トロント大ロバーツ図書館のメディアコモンズは、ありとあらゆる視聴覚資料を所蔵していて、たいていの映画ならあるんじゃないかと思われます。特に英語のは(ここ重要)。月曜日まで借りられるらしいけど、「ここで見られる?」と聞いたら、あと50分で閉まるとか言われちゃったので(金曜日はあちこちのサービスが早く閉まります。金曜日は人が少ないからなんだそうな。)、家に帰ってMacで見ました。リージョンコードが違うから大丈夫かなと思いましたが、4回までなら変えられるんですね。
実はマリリン・モンローというと、「お熱いのがお好き」ぐらいしか知らなかったのですが、この映画はかなり初期のもので、彼女の歩き方(モンロー・ウォーク)が話題になった作品。ただ、彼女は主役ではなく、不倫相手に夫を殺させようとする悪女を演じたもので、彼女の本性がどうだったかは知りませんが、とてもステレオタイプなイメージの役でした。単純に夫を殺して終わりかと思いきや、なかなかそうではありません。ここからが見せ場で、「おーそうくるか」と改めてこの黄金期の映画を見直す気分になりました。面白かったです。カメラもってくので、Maid of the Mistは乗るかどうかわかりませんが、映画のシーンを思い出しつつ、ナイアガラの滝を楽しみたいと思います。
 映画は結構見てるつもりだったのですが、こちらの人と話しているとちょっと違うんですよね。やっぱり日本に入ってくるのはかなりフィルターかかってるし、題名が日本語になっちゃってるので、こちらで原題言われてもわからなかったりもして、こっちにいる間に少し古い映画でもみようかなーと思いました。ちなみに今、日本の映画はトロントでは1本もかかってません(すごい小さい映画館とかならどうだかわかりませんが、GoogleのMovie検索では無かったです)。残念です。ああ、でも日本ばかりでなく、他の言語の映画もほとんど無いので、それは北アメリカの問題なのかも。カナダだからフランス語の映画はかかると思いますが、でもフランスの映画は無かったな。面白いですね。

2010年10月15日

[travel]自由の女神

最終日は再びマンハッタン。今度はLower manhattanを回ろうと思ってました。まずは自由の女神。ニューヨークに来てここに行かないわけにはいかないでしょと私的には思ってたのですが、トロント大の人に聞いてみると「ニューヨークには何度も行ってるけど、自由の女神には行ったこと無い」という人が意外といます。日本で言うと何にあたるのかなあ。東京タワーの最上階の展望台とか、六本木ヒルズの展望台とか?そんな感じでしょうか。あえて船に乗らなくちゃならないし、しかもその船はものすごい人気で、かなり前から予約をするか、当日長蛇の列に並ばなくてはなりません。予約をしないと台座まで入ることもできないし、さらにそこから300段階段を登るクラウンツアーは、3ヶ月前の予約でも結構難しいという超難関のアトラクションです。人気だと聞いて、カナダに来てから予約したのですが、やっぱり遅くて、クラウンツアーはすでにSold Outでした。

前日のサークルラインの船の説明で言ってましたが、自由の女神のあるリバティー島と、移民局の遺跡があるエリス島は、ニューヨークでもニュージャージーでもありません。アメリカ合衆国直轄の島だそうです。だから、リバティー島へ行く船は、国によって運営されています。しかも、空港なみのセキュリティチェックがあって、それだけでもかなり時間を取られました。さらに台座に入るときはもう一度セキュリティチェックがあって、上着を着ていた私は、なんか空気がバンバン出てきて、全身スキャンする機械でチェックされましたよ。日本のパスポートを持っていて、そんなに怪しそうには見えない私は、空港でもどこでも比較的適当なチェックしかされなかったので、この時のセキュリティチェックが一番厳しかった気がします。








2時間くらいで帰ってこられるかなーと思っていたら、自由の女神の台座まで100段以上の階段を登ってみたり、エリス島の博物館が思ってた以上に面白くて長居をしてしまったせいで、朝一、8時過ぎの船で出たのに、マンハッタンに戻ってきたら、もうお昼でした。自由の女神を満喫したい方は、半日見ておいてもいいかも。特にクラウンツアーは階段を登るだけでもかなりかかりそうですから、余裕で半日かかると思われます。

エリス島の博物館は、今で言う入管だった建物ですが、長らく廃墟になっていたものを博物館として修理して公開しているものだそうです。当時の落書きやらも保存されていたり、チェックの仕方や、移民たちが宿泊していた寮なども再現されていたりして、面白いです。廃墟になっていたころの写真や、廃墟に残されていた家具などが展示されている一角がありましたが、もっと廃墟部分を残したまま公開しててもよかったかも。軍艦島みたいに廃墟マニアが喜んで訪れそうと思ったけど、それって「滅び」に美学を感じる日本人だけ?

マンハッタンに戻ってきて、とりあえず近くのワールドトレードセンター跡地に行ってきました。WTC跡地には、現在9.11の記念碑(的なもの)を建設中です。その隣には再びでかいビルが建つ模様。アメリカは絶対にヘコタレないのです。でもこのビルの谷間に立って改めて思うのですが、それほど大きな旅客機ではなかったとはいえ、戦闘機ではなく、それほど小回りが効かないだろう旅客機で、このビル群の中からWTCを正確に狙い、しかも自分も死ぬであろうミッションをやりとげる、その狂った意思が理解できません。太平洋戦争時の特攻と同じと言われてしまえばそれまでですし、ある意味日本人的とも言えるのですが、彼らは結局何を変えたのだろうかと思うと、彼らが思うような方向に変わったとは思えないのが、この手の作戦の無意味さを物語る気がします。カナダに来て、何度かこちらの人と9.11について話す機会があったのですが、「テレビの緊急ニュースを見て、すぐ子供を迎えに行った」とか、「たまたま引率で子供たちをナイアガラの滝に連れてっていて、アメリカの国境が突然閉鎖されて大変だった」とか、「新婚旅行で直前までニューヨークにいた」とか、とにかく9.11の話になると、いろんなエピソードが出てきます。私のように当時は出身国にいたという人も多いので、いつどこでその話を聞いたかというエピソードもバラエティに富んでいて、世界中の人が入ってこられるという話題です。ただ、難しいのは、「世界中」の中には当然イスラム系の人もいるんですよね。意外とセンシティブな話題であったりもします。9.11が世界に与えた衝撃の強さを思いますが、テロリストの目的はやっぱり果たせてない気がするな。

ブロードウェイに出て、再び南下、ウォール街に向かいました。お昼は別のところで食べる予定だったのですが、もうお昼過ぎだったのと、ちょうどウォール街とブロードウェイの角のところで大量の屋台が出てたんですよね。多分コロンバスデーだったので、お祭りの一環だったのだと思いますが、あまりにいい匂いにピタにラム肉をたっぷり挟んだサンドイッチを食べてしまいました。「レタス入れる?」「トマトは?」と聞いてくれるのですが、「オニオンは入れないでー」って言ったら笑われました。すごく美味しかったです。あとアメリカといえばレモネードだよなーと思って、何度か飲みましたよ。ミニッツメイドのレモネードもあるのですが、別の屋台で本物レモンを使ったレモネードが美味しそうだったので飲みました。トロントでは見ないので、あれは合衆国的なんでしょうね。

ウォール街は確かに壁のようでしたが、もっと長い道だと思ってました。意外と狭い範囲なんですね。びっくり。写真って焦点距離や撮り方で、どういう風にも見せることができるので、やっぱり実際に来てみないと分からないよなあと思った場所のひとつ。



中途半端な時間だったので、ブルックリン橋を渡ってホテルに預けた荷物を取りに行こうと、ブルックリン橋を徒歩で渡りました。ちょうど私と100歳違いの橋は、今も立派に現役です。歩くと約30分くらいかかりました。



実はこの日初めて明るいうちにブルックリンに着きました。真っ暗なときは人気がなく、ものすごく物騒に思えたホテルの周りは、ものすごく栄えた場所でした(笑)。昼間は人も多く活気のある場所で、よく見ると商店の壁が落書きだらけになってたりもしないし、もちろん窓に格子がはまっていたりもしないし、実際は安全な場所だったのかもと思います。

荷物を取って、グランドセントラル駅まで戻ってきました。最後に買い物ぐらいしようと、マディソン通りのCOACHを見たりしたのですが、すごーく気に入ったカバンが展示品しかないと言われ、非常に迷った挙句諦めました。トロントでもCOACHもその他のブランドショップも歩ける距離にあるのですが、カナダの消費税はありえないほど高いので、多分アメリカで買ったほうがお買い得なんじゃないかと思うんですよね。あまり時間もなかったし、いろいろ心残りもあるのでもう一度来ようと思いました。次来るときは、買い物と食べ物とメトロポリタン美術館を目当てに来るぞ(できればクラウンツアーも、と思って、帰ってきてもう一度見たら、もう来年の1月以降じゃないとダメとわかってがっかり)、そうだ、ロックフェラーセンターのツリーも見なくちゃと思ってます。前の家主さんに、ピアソン空港じゃなくて、トロントアイランド空港から出るポーターエアラインなら、空港に行く手間も省けるし、多分エア・カナダとかよりも安いと教えてもらったので、今度はそれも試してみようと思います。他の同僚によると、そのうちエア・カナダとかウェストジェットもアイランド空港に乗り入れる計画があるって話なので、日本の羽田空港みたいなものなのかもしれないですね。地球の歩き方にもあまり書かれてないですが、アイランド空港からは、ニューアークやシカゴのほか、カナダ国内の主要都市にもポーターエアラインが飛んでいます。トロントのダウンタウンに泊まってから、モントリオールやケベックに行くなら、絶対にアイランド空港からのほうが便利です。場所によっては(例えばウォーターフロントのウェスティンやユニオン駅近くのフェアモントとかなら)空港まで歩いていけます。

ラガーディア空港ではまた海外行きなのでいろいろあるのかと思いきや、1時間前にでも着いていれば十分OKって感じのゆるさ。もともと小さい空港ですし、セキュリティチェックも行きとは比べ物にならないほど適当で、私は本当に海外行きに乗るんだろうかと不安になるような感じでした。もちろん出国はノーチェック。アメリカは出て行く人には興味はありません。また、カナダ→アメリカでは、カナダ国内で入国審査がありますが、アメリカ→カナダではカナダだけ特別扱いしてくれるわけではありません。普通にカナダで入国審査があるのですが、初めて入国したときの混雑はどこへやら、「どこでも人がいるところに行って」という感じ。「どこから帰ってきたの?」と言われたので「ニューヨーク」「目的は?」「観光です」って言ったら「一人で?」って聞き返されました。一人で悪いかよー。

トロントに帰ってきても、私にとっては長い「旅」の途中ですが、それでも地名を見てどこにいるのか分からないことが無いのが、これほど安心できるものだとは思いませんでした。

飛行機からホテルまで、全部自分で手配して行く海外旅行は初めて(しかも海外から海外へ)だったので、いろいろ不安もあったのですが、やってしまえばなんとかなるなーと思いました。一人で旅行するのは慣れてるのですが、それが海外となると大変かなーと思ってたのですが、英語圏なら看板も読めるし一応話せるし、「あとはその場で聞けばいい」という精神で行けば、どうにかなるものですね。次はどこに行くかまた考えます。

2010年10月13日

[travel]ワシントンDC散歩

2日はアムトラックに乗ることと、ワシントンDCに行くことが私のミッション。ペンステーションまで地下鉄で行き、広い駅に大いに迷いながら、アムトラックの乗り場まで到着。行きは鈍行です。電車というより、飛行機に近い感じで、15分くらい前に乗車ゲートが表示され、「ゲートを開きますので、何番ゲート前へ」みたいなアナウンスが流れます。トロントの映画館でも思いましたが、列車についても座席指定という考え方がありません。列に並んだ順に適当に車両を選び、適当に座ります。検札は車内で行われ、この席の人は検札済を示す札が札差しに差されていきます。

昨日歩きまわったのと、朝早かったので、車内は爆睡。ニューヨークを出たときはかなり空いていた車内が、ふと気づくと満席に近い状態になっていました。いぎたなく眠るアジア人(=私)の隣は空席でしたが、私が起きてちゃんと座ると、「ここ空いてる?」と言われてすぐにビジネスマン風の男性が座ってきました。すみません。

ユニオンステーションに着いて最初に思ったのが、「ユニオン駅すげー」でした。東京駅も十分広いですが、あの駅は複雑なだけで、贅沢な空間という意味では比べ物になりません。リニューアルに期待です。



でもすごいのはユニオン駅だけではありません。全体的に作りがでかくて、他を威圧するような建物が、広い空間に次々現れます。政治の中心地を見るのと、スミソニアン博物館が主な目的だったので、ひたすら散歩したのですが、本当に圧倒されました。昔テレビのドキュメンタリーか何かで、技術者が初めてワシントンを見たとき、「日本はこんな国と戦っていたのか」と圧倒されたみたいな話をしてた気がするのですが、正にそれを追体験する思いです。この規模の大きさは、威圧するという意味もあるのでしょうけれども、国民に対して国が誇れるものであることを示す意味もあるんだろうなあと感じました。









いよいよホワイトハウスだーと思ったのですが、ホワイトハウスは遠くからしか見られないし、意外と小さいんですね。他のスケールがすごいために、私の中ではDC3大がっかりに数えても良い気がしちゃったんですけど(笑)



この日のハイライトは、航空宇宙博物館です。半分が航空関係、半分が宇宙開発関係の展示になっていて、多分男の子なら本当に楽しめると思うのですが、私もものすごく楽しみました。日本はここまで宇宙開発の先進国ではないし、戦争をタブーとする国民性もあって、戦闘機を中心とする航空機の歴史を誇らしげに展示するというのもあまり例が思いつきません。戦争が科学の発展を支えてきた側面があることは否めない事実なので、アメリカらしい展示だなと強く思いました。もちろんゼロ戦も見てきましたよ。そして、各国の制服をマネキンが着てる展示があったのですが、日本軍のマネキンは高倉健似で、そして左手には銃剣ではなく、日本刀を持っているのがちょっと面白かったです。

一時期話題になりましたが、この展示の中に原爆の話が本当に少ししか出てこないのは確かに興味深いですね。太平洋戦争はアメリカにとっても大きな戦争であったわけで、「ジャップを蹴散らした」系のニュース映画を見られる展示もあったのに、原爆については「一瞬にして多数の人が死んだ」という事実は書かれていたものの、その結論的には「だから戦争が終結した」というものでした。戦争をタブーとしないアメリカにとっても、最初で最後の原爆投下国であることは、黒歴史なのかもしれません。







帰りのアムトラックは特急にしてみましたが、こちらは行きの列車とはかなりレベルが違いました。日本がアメリカに新幹線を売ろうとするならば、鉄道システムに凝るのではなく、居住空間を大切にしたほうが良いと思います。座席の広さも違うし、列車の幅も違います。駅構内の列車の電光掲示板に、飛行機のように「出発時刻が予定どおりかどうか」ということが表示されるお国柄で、日本の神業とも言われる狂ったダイヤグラムを運行するシステムなんて必要ないんだと思うのです。

ニューヨークにもどってきてから、シティパスで残っていたトップ・オブ・ザ・ロックに登ってきました。エンパイアステートビルにも登りましたが、さすがロックフェラーセンターだけあって、人を楽しませるように出来ています。エレベーター内でも天井が透明の板になっていて、そこに映像を照射すると共に、エレベーターシャフトが見えるという仕掛けがあったりして、結構楽しかったです。もちろん、夜景も素晴らしかったですけど。



マンハッタンは、東京の山手線圏内とほぼ同じ広さだそうです。多分東京のビルの多さもニューヨークに負けていないと思いますし、その夜景も映画などでもよく使われるように、ニューヨークにひけを取らないと思います。が、ニューヨークと東京の夜景の決定的な違いは、その色だと思いました。東京の明かりの色は、主に蛍光灯なんですよね。だから青白くて、冷たい。ニューヨークの明かりはオレンジの電球色なんです。だから暖かい感じがする。洋画で東京の夜景が出てくると、必ずと言っていいほど青が強調されてるなあと思っていたのですが、ニューヨークの夜景を見て、彼らの目に映る東京がああいう感じなんだなと納得。逆に私はオレンジを強調してみたんですけど、どうでしょうね。

[travel]ニューヨークの観光地めぐり

ThanksGivingの3連休を利用して、ニューヨークに行ってきました。オンタリオ州とニューヨーク州は実は陸続き。ニューヨークとトロントは時差もなく、1時間ちょっとで行き来ができます。多分東京ー北海道よりも近いです。私はいままでヨーロッパとか中国とかには行ったことがあるのですが、西には全然行ったことがありません。カナダも初めてでしたし、アメリカ合衆国に足を踏み入れるのも初めて。トロントに滞在するなら、1度くらいはニューヨークとワシントンDCを見てこようと思ってました。

東京からアメリカに行くのと大きく違うのは、カナダの空港内にアメリカの入管があること。ここで入国審査を受けて、実際にアメリカに着いてからは全く審査なし。預ける荷物がなければ、ただ空港を出るだけです。話には聞いていたけど、全指の指紋は取られるわ、セキュリティチェックでは靴まで脱いでチェックにかけなければならないわで、厳重だなあと改めて思いました。

初めてのニューヨークなので、とりあえずは「ここぞ」という観光地を巡るんだと計画を立てていました。シャトルバスでポートオーソリティまで行き、近くの荷物預け所で荷物を預けると、カメラを持ってレッツゴー。















セントラルパークまで来たところで、METか自然史博物館か迷う時間になってしまったのですが、私の中では日本に来る可能性のあるMETの展示物よりも、自然史博物館を選択(多分、普通は逆[笑])。やっぱりこういうの好きだなー。

シティパスを持っていたので(まじお買い得だと思います。ニューヨークで観光地を巡るならぜひ買っておいて損は無いと)、サークルラインのサンセットクルーズに行くことに。6時に出航です。1日目のハイライトは、この船でしたね。夕日があたって赤くなるマンハッタンから、綺麗な夜景まで十分に楽しめます。ただ、昼間暑くても、日が沈むと途端に寒くなるので、乗ろうと思う方は上着をお忘れなく。







結局宿に着いたのは22時過ぎでした。途中、自然史博物館から南下してくるときに地下鉄を使ったので、メトロカードを買ったのですが、想像してたSUICA的なものとは全然違って、単なる磁気カード。1日乗車券や7日乗車券もあるのですが、1度料金を払ったら、2時間以内は乗り降りしても料金が取られない仕組みなので、正直10ドルくらいづつチャージしていったほうが良いと思います。そして、ニューヨークもトロントと同じく、コンストラクションの真最中。特に地下鉄は大改装中らしく、「この駅は工事中のため止まりません」とか、「一時的にNo.2はNo.1の線路を走ります(だから到着ホームも違う)」とか、びっくりするような状況になっています。東京の地下鉄も誰に見せても驚かれるくらい複雑ですが、ニューヨークの地下鉄の複雑さは、それとは別次元のものでした。だから旅行客ばかりでなく、地元民っぽい人も迷ってるのです。「これってどこそこに行きますか?」とか私に聞かないでー。そして、ニューヨークも思ってたほど危険な街には思えませんでした。警官があちこちにいるし、地下鉄も聞いていたのと違ってトロントのよりも明るいし、特に新しい車両は銀座線みたいに止まる駅が電光表示板に順番に表示されてて安心です。21時過ぎにマンハッタンからブルックリンに向かう電車に乗りましたが、普通に大学生っぽい女の子が勉強してたり、パーティ帰りらしい着飾った女の子とかもいたりして、東京の地下鉄と変わらないかもと思いました。いや、泥酔者がいない分、東京の地下鉄よりも安心かもと思ったり。ここ数年でものすごく変わったという話ですが、本当に変わったんでしょうね。ただ、車窓から外を見ると、地下鉄なのにトンネルの壁が落書きだらけで、それはそれですごいなーと思いました。

2010年10月8日

秋の気配

トロント市内は先週の日曜日に雪になるかというような寒さを経験した後、再び暖かくなりました。聞くところによると、いつもの秋もこんな感じだそうです。

もう少し始まるかと思っていた紅葉も、ようやく色づき始めてきましたので、お天気の良くなった今日は、仕事帰りにお散歩に行ってきました。いや、本当はLANケーブルを買うという目的もあったんですが。。。引越して、図書館のすぐ裏に住むようになってしまったら、あんまり遠くまでは出かけないなあとちょっと反省したのもあります。夕飯を食べてから、ネットに接続すするために図書館にもどって来るので、まるで「図書館に住んでる」ような気分です。この図書館は書架スペースを除いて24時間開いてるので、本当に「住んでる」学生もいるかもしれません。そういえば、私の夢のひとつは「図書館に住むこと」でした。今正にその夢が叶ってるわけですね(笑)。

大学構内はまだ色付きはじめといった感じ。木によってはかなり赤や黄色になっているので、あと1週間くらいでピークでしょうか。



メイプルリーフの赤が綺麗です。



大学をちょっと離れて、ベストバイでLANケーブルを買った後、スパダイナ通りまで歩きました。突然現れるチャイナタウン。どこに行っても中国を持ち込める力強さは、少し日本人も見習ったほうがよいかも。私には慣れてる文字ですが、カナダの人たちはどう思うんだろう。



標識も中国語併記です。



スパダイナ通りを遮るように建っているスパダイナ・クレセント。



1周約1時間半の道のりでした。光の入り方が朝晩で違うので、今度は朝散歩しようと思います。

2010年10月6日

左と右

私はもともと左と右を混同している人間です。どうしてか分からないのですが、右を左と勘違いしたり、左を右と勘違いしたり。私は少なくとも地図は読めるのですが、この左右感覚の欠落によって、極端に道に迷うことがあることは否めません。前に自動車教習所で、私が左右が理解できてないことを瞬時に見抜いた教官に「左に寄ってねー、左はこっちだからねー」と指さして言われた話はどこかに書いたかと思うのですが、普段はともかく、左右を勘違いすることで生じる不都合は、たまに自分にとっても大きな不利益となる場合があります。

カナダはもちろん自動車は右側通行です。もともと左右が分からないから大丈夫と思っていたのですが、全然そうではありませんでした。私の左右感覚の欠落は、体感的なものではなく、思考の問題だったということに気づいたのです。「左」とか「右」とか言葉で言われてしまうと、どちらがどちらか分からなくなるのですが、体の感覚としては左右は理解していて、だから、感覚と実際の左右が違うことで、さらに混乱をきたしています。

全体が右側通行であることで、最初につまづいたのが、ストリートカー(路面電車)の乗車場所でした。東に行くんだから、こっちで待っていればいいと思ったのが、実は逆だったのです。それは地下鉄でも同じです。トロントの地下鉄はすごくシンプルで、南北をU字型に走る地下鉄と、Bloor通りを東西に走る地下鉄の2本が主な路線。大学の図書館から最も近いSt. George Stationは、島型のプラットフォームです。そこで南行きの電車を待っていたとします。地図上の南北に対して、北を向いていると南行きは左側のホームに来るわけですが、これは私の感覚からすると逆なのです。最初、どうして自分が地下鉄のホームの方向が覚えられないのか理解できなかったのですが、道路だけではなく、地下鉄も通行が左右逆だということにしばらくしてから気づきました。これがどうしても慣れません。いつか逆方向に乗るだろうと思っていたら、自分が東行きと思って乗った電車が、実は西行きだった(しかもしばらく気付かなかった)というミスを実際に土曜日にやってしまいました。

そして、助手席の場所。1ヶ月の間、私はそれぞれ違う人の車で3度間違えて、そして3度とも大爆笑されました。北アメリカでは日本車(とは言ってもみんな左ハンドル)は珍しくないし、しかもカナダは英連邦の国なので、島国の日本とイギリスが逆レーンであることは頭では承知しているのだと思いますが、素で間違える人間に出会ったことは無いのでしょう。最初は空港に迎えにきてくれた人の車だったので、頭でわかってたのに、頭で考えてしまったがために間違えたのですが、その後は頭でちゃんと考えて、さらに体で理解してから行動してたので、しばらく大丈夫だったのです。でも気が緩んできたのでしょう。電車を間違えたのも、助手席を間違えたのも、頭で考えずに体で行動できるようになった証なのかもしれませんが、ますます左右感覚の欠落に磨きがかかっているような気がしてなりません。

2010年10月4日

Nuit Blanche

土曜日は雨の降る寒い一日だったのですが、夜には雨が上がったので、夜通し街中で行われるモダンアート展「Nuit Blanche」に行ってみました。

本当にいわゆるモダンアートなのです。だから、たまにワケの分からないものもあります。ただ、通りを完全に歩行者天国にして、普通にビジネスビルやビルとビルの間とか、バス停とか、「こんなところに設置しちゃっていいわけ?」みたいな驚愕の展覧会で、結構楽しめました。



こんなのとか、



日本人的には、この後片付けはどうなるんだろうと思ったりもするのですが。

「待たないと見られない」という題名の、ただ待たされた挙句、ただ通り抜けるだけ、という理解出来ない「アート」もありましたが、まあそれも現代アートだから許されるという感じでしょうか。

本日、大学キャンパス内に引っ越したのですが、ネットが使える外でこれを打っていたら激寒。私の周りをリスが「何かくれない?」という顔でうろうろしてるのですが、何も持ってません。寒いので帰ろう。。。

2010年10月2日

ROMに行ってきました(ついに)

大学のすぐとなりにある「ロイヤルオンタリオ博物館」。引っ越したら当然すぐ近くなので、その後行こうかと思ってたのですが、新しく会う人によく「ROMに行きました?」って聞かれるので、やっぱり行かなくちゃだめかなと思ってネットを見てたら、ちょうど金曜日夜は開館時間が長い上に、なんと入場料が半額になることを知り、行ってみることにしました。

ただいまの特別展は中国兵馬俑展。特別展と平常展両方を見ると、通常料金が31ドル(ちなみに平常展が24ドル)。それが金曜日は19ドルです。というか、平常時の値段はいくらなんでも高すぎじゃないか?と思うのは私だけでしょうか。話に聞いた感じでは、「公立」だったと思うんですが。

兵馬俑展は司馬遷が案内する形式になっていて、結構面白かったです。西安の郊外にある本物の兵馬俑に行ったときは、説明がほとんど中国語だったので、ちゃんと読んでないんですよね。だから、司馬遷の「史記」がどの程度信用できるかに始まって、秦の始皇帝にまつわる謎や、兵馬俑の成立について詳しく聞き、読むことができてよかったです。私が一緒に写真を撮った兵馬俑を見つけたおじいさんもビデオに出てました。最大の問題は、中国の地名や人名が中国語的に発音されることで、中国語の字幕を見ながら英語を聞くというのがちょっと大変でしたが・・・。

特別展はたった7ドルですから、それほど広くありません。次は平常展。上から順番に見て降りてこようと思ったのですが、中は迷路でした。私が普段行っているRobarts Libraryもそうなんですが、なんでカナダ人は(トロント人は?)こういう複雑な建物が好きなのでしょうか。自分がどこにいるか分からなくなるだけではなく、何度も行き止まりにぶちあたり、多分2倍以上歩いたのではないかと思います。Exitという標識に沿って行ったら、Emergency onlyとか書いてあるドアに突き当たったり。でもとりあえず「これだけは見ておこう」と思っていたミイラ、宝石類、そして恐竜の化石はちゃんと見ました。iPhoneで撮ったからいまいちですが、恐竜エリアは本当にすごかった。



1階の奥が日本、中国、韓国のエリア。日本、韓国が3分の1、その他を中国が占める感じでしたが、日本の展示物は主に江戸期以降のもので、鎧兜や茶器、浮世絵です。展示されていた浮世絵は、歌川広重の江戸名所百景でした。亀戸天神の藤とか、とても懐かしい。所蔵品は北米でもトップクラスだそうですが、残念ながら展示スペースの関係で、公開されているのはほんの一部だそうです。それでも出てくるのに2時間半くらいかかりました。滞在中にもう一度くらい行ってもいいかなー。

話は変わりますが、本日Governer of Generalが変わったそうです。私は全然知らなかったのですが、カナダの国家元首は首相ではなく、このGoverner of Generalだそうです。カナダとイギリス連邦との複雑な歴史をここに書くつもりはありませんが、やっぱり知れば知るほど不思議な国です。日本も国家元首が天皇であるのと同じようなものでしょうか。オタワにも行ってみたいなー。