[自転車]ホノルルセンチュリーライド2012 完走しました!

4:00 起床。

4:30 身支度を整えて、自転車を持って集合場所へ。どうせ起きてすぐは食べられないと思ってたので、ロビーの椅子で食べようと思ってました。次々と人が下りてきます。皆さん早起きですねー。


5:15 グループ集合。さっそくスタート地点のカピオラニ公園へ向かいます。外に出ると、ワイキキのビーチ上に満月。海に反射してキラキラしていました。とても綺麗です。そしてお天気もよさそうです。夜に雨があったようで、地面は濡れていました。


5:50 スタートセレモニー開始。いろんな人が挨拶するのは、どこでも同じですね。なんと日本語通訳付き。どんだけ日本人多いんだか。


6:20 スタート!前のほうはがーっと行ってしまいました。そしてS先生と旦那もぴゆーっと行ってしまいました。


6:30 最初の登り。ここを登りきったところで朝日が見える丘に出ます。ちょっと広くなっていて、当然撮影ポイント。この時点で徐々に集団ばらけてきました。

ハワイカイまでは住宅地の中を通ります。帰りにここを通った時、こんな立派な住宅地だったんだと思いましたが、まだ緊張してたのもあったのか、全く覚えていません。

7:20 心臓破りの坂。一気に人がばらけました。このあたりから分かったのですが、平地や下りでやたらと飛ばす外人部隊は、登りはからっきしダメでした。笑えるくらいです。

後ろの人たちのサポートで離れていたDさんに、ここで抜かれました。頂上で旦那が待っててくれましたが、下りで再び置いて行かれました。意味不明です。

下って、海に出ます。T字路を本当なら右に行くはずが、なぜか人々が左に行くのでついて行ってしまいました。本当は右に行って、Uターンして戻ったあたりに最初のエイドステーションがあったようです。エイドまでの距離が短いので、寄らない人は左折したみたいですね。ここも景色が良いみたいなので、残念。多分ここで2キロほどショートカットしたみたいです。
7:50 再び坂。ここを登ったところに絶景ポイントがあります。みんな止まって思い思いに写真を撮っていました。最初のエイドステーションで私を待っていたらしい旦那は、再びここで追いついてきて、一緒に写真を撮ってもらいました。違うツアーのサポートの人に。すみません、J○Lパックさん。

下って、街に入ります。ここから少しルートが複雑になるのですが、交差点、交差点にちゃんと看板が立っていて、迷うことはありません。今回、地図を見たのはエイドステーションで次のエイドまでどのくらいか確認するときだけでした。あんないい加減な地図で平気なのは、こういうわけなのかと思いました。

一度、やはり看板通りに右折せずにまっすぐいってしまう集団についていってしまいそうになりましたが、後ろにいた地元の男の子が「This way!」と言ってくれて助かりました。ルート指示に従わない人たちは、単に看板の見落としもあるのですが、(道を知っていて)意図的に行ってる場合もあるようです。

8:00 海を離れて、山側を行きます。このあたりの地形は非常に特徴的で、山が非常に神々しく見えました。

8:30 カイルアのエイドステーション。Tさんに追いつきましたが、ちょうど出るところ。旦那は既に出てしまった後のようです。バナナやパイナップルを食べてると、Dさんが追いついてきました。まだ遅れてる2人を待つとのことなので、私は先に行くことに。水を追加しようとして、タンクから注いだら、なんとゲータレードが出てきたというおまけ付き。


9:10 往路3つ目のエイドステーションは、山の中みたいなところにありました。このエイドステーションは、足切りも兼ねていて、10時半までに通過しないと、100マイルの折り返しまで行くことができません。私もそれほど急いで来たという感じではありませんが、10時半ならまあ普通に通過できると思います。無理のないコース設定です。

9:30 ここからちょっと行くと、いよいよ海岸線の快走ゾーンです。
後で聞いたところ、この海沿いの道に入るとき、折り返し地点の方向(右)に向かわず左折すると、75マイル(約100キロ)の周回だそうで、左折する人もいるそうです。前の人について左折してしまい、100マイルいけなかったと後夜祭のパーティで言ってた人がいましたから、お気をつけて。

左には急峻な山、右側にはどこまでも青い海。反対車線には、早くも折り返してきた人々が次々と通り過ぎます。しかも先頭に近い人たちはレースでもないのに、ものすごい速度です。まず、必死の形相のS先生とすれ違いましたが、手を振ったけれども気づいてなかった模様。その後旦那をすれ違いました。「折り返しまであと15分!」と言われましたが、ここからの向かい風が案外つらかった。

あまりの景色の良さに、写真を撮りながら折り返しまで頑張りました。この海岸線は本当に絶景です。太平洋の大きさを感じ、絵みたいな青色の海と黄色がかった砂浜に感動します。人の気配もなく、これぞ「南国のパラダイス」を現実化したような風景です。センチュリーライドに出ようと思っている人は、100キロくらいまでだと思わず、絶対に100マイル走ってください。この絶景を見ずに終わるなんてもったいない。観光客はめったにこない地域だそうで(実際に海以外に何も無い)、こんなイベントでもなければ自分の足で行くこともないのでは?ワイキキや、カイルアのような観光地化されたビーチとは全く違う風景です。

10:10 折り返し地点到着。バナナとパイナップルを貰い、海辺まで行って休憩。してると、写真撮りましょうかと言われました。その人も一人で、逆に私にもシャッターを押してもらいたいそうです。こういうイベントで走っていると、一人で走っててもこうやって話しかけてくれたりする人もいて楽しいです。

ちなみに反対側のガソリンスタンドにはセブンイレブンがあり、そこで買い物をしている人も結構いました。

折り返します。同じ海岸線の道を行き、往路でこの海岸線の道路に入ってきたT字路を曲がらずに直進してハイウェイに入ります。

ここから復路最初のエイドステーションまでが結構きつかった。海風強いし、同じ道だし、しかも大分集団がばらけて、一人になってしまうこともしばしば。一人走行は慣れてますが、それでも人がいるのといないのとでは、つらさが違うと思いました。

11:00 ようやく復路最初のエイドステーション。ここは地元の方がたくさん応援にきていて、ウクレレの合奏もやっていました。スターフルーツとか、あまりなじみの無いフルーツ類もたくさん。日本語でサツマイモとバナナという紙が貼られていましたが、サツマイモがスターフルーツについてる!「これ違うよ」と直してあげたら、大爆笑されました。「バナナは大丈夫か?」と確認され、「うん、それは平気。」と。このやりとりで、大分元気をもらいました。

ひたすらハイウェイを行きます。最後まで良く分からなかったのですが、ハイウェイは普段多分自転車は走れないのだと思います。でもそれほど怖いと思うこともなく、道路もそれなりに綺麗なので走りやすくはありました。ただ、変わりやすいハワイの天気。短時間ですが、かなり強い雨に降られました。虹が見えるかと思ったけど、残念ながら見えず。

11:30 そのハイウェイに急坂登場。その手前でたくさん人が止まってるから、ああ、あれはさすがに登らずに左折するのかと思ったら、歩道に降りて自転車を押して上がろうと思ってる人たちでした。

ここから何度か怖い左折が。右側通行で、自転車が2段階左折が不要なハワイでは、左折しようと思ったら複数の車線を横切って左折レーンに入らなければなりません。何度かそういう大きな左折があって、カイルアの往路2つ目だったエイドステーションに戻ってきました。

12:00 ここで旦那とTさんに合流。旦那は途中でタイヤごとバーストしたらしく、交換してるところにTさんが追いついてきて、手伝ってもらったようです。そろそろ私も来るだろうと待ってたと言われました。そこにYさんも追いついてきて、4人で出発しました。

12:30 ここからの道はアップダウンが激しくなります。行きに景色の良い撮影ポイントだった丘へ、逆側から登らねばなりません。ここでもやっぱりかなりの人が押して歩いていました。120キロ走ってきてだから、普段登り慣れてないと結構きついかもしれないですね。

頂上からは長い快適な下り。そして心臓破りの坂を反対側から登り、ハワイカイの方向へ降りて行きます。この辺から再び青空が広がって、しかも14時頃という時間帯で日差しがきつい。途中できづいたのですが、汗でベトベトにならないんです。すぐ乾いてしまうようで、汗をかいてない気分になるのですが、でもものすごく水分が奪われてるんです。早い段階で気づいて、意識的に水分を取ってたからよかったものの、脱水症状や熱中症には要注意です。

14:00 というわけで、そろそろ水も無くなりかけた頃、最後のエイドステーションに到着。行きには通らない場所なので、そこにエイドステーションがあるとは思わず、しかも水が無くなりかけてヤバいと思っていたので、このエイドステーションは後光が差して見えました。ありがたや。

途中で私はここで休憩と離脱したTさんが追いついてきましたが、やはり暑いのがつらそうです。3人で頭から水をかぶるわ、帽子を濡らすわで頭を冷やしてました。プールがあったら飛び込みたい気分です。

もう少し休憩すると言うTさんと別れ、旦那と共にダイヤモンドヘッドの方向へ。あと少しです。最後に朝日を見た場所まで再び登りがあるのですが、ゴールが見えてるから、折り返し後の向かい風に比べれば大したことはありません(ウソ)。ようやくカピオラニ公園が見えてきました。いよいよゴール。

15:00 左折して、公園敷地に入り、ゴール前で右折なのですが、そこからゴールまで約100mくらいがなんと芝生。ここまで来て未舗装かよと。

旦那と共にゴールしました。きっとその時の写真はどこからか貰えることを祈ってます。そのゴール写真を見る限りでは、2人で頑張ってきたように見えるのですが、実際のところ153キロ中、120キロ以上は一人で走ってました。ええ。

行きたい方へのアドバイス。

ツアーに乗ると、空港からホテルや、ホテルから空港までの荷物の運搬・足の心配をしなくて良いというメリットがあります。ホノルルからワイキキのホテルまでは車が必要ですが、飛行機輪行用に梱包された自転車は普通のタクシーには載せられません。帰りも同様で、部屋に置いておけば、ポーターが持って行ってくれて、空港までツアー会社が手配して運んでくれます。その分若干自己手配より高くても仕方ないかなと思います(予約時期によっては自分で手配したほうが高くつく場合もあるかも。特に羽田便は常に満席のようなので、あまり安くならないと思います)。それに、ツアーと言っても、用意してくれるのはハワイまでの往復飛行機とホテル、空港からホテルの足だけで、あとは放っておいてくれるので、団体行動が嫌な方でもOKなのでは?

また、同じツアーの人たちと、案外話したりする機会がありました。還暦の記念に仲間と一緒に走りに来たというおじ様たちや、記者として同行しているシクロワイヤードの人々、そして今中大介さんともお話することができました。後夜祭も思った以上に和気あいあいで、とても初めて会った人同士と思えないパーティでした。

ただ、パンク修理はできたほうが良いです。舗装路は聞いていたよりはましでしたが、あちこちにガラスの破片などが落ちていて、パンク修理をしている人が多かったです。もちろん手助けをしてくれるヘルパーの人たちはいますが、できるだけ自分でできた方がよいと思います。チューブ・タイヤは持参で。不安な人はペースメーカーとして参加してくれてるツアーお抱えの自転車選手とかと一緒に走るとよいかも。

エイドステーションで出るのはフルーツと飲み物ですが、バナナにアレルギーがあるとかでない限り、十分です。あと、何か緊急の補給のためにカロリーメイトくらい持っていれば。最悪、お店はあります。水分も2ボトル要るほどではありません。


バイクショップはホノルルにも結構あって、前日とかに買い出しに行くと楽しいと思います。二酸化炭素のボンベは帰りに要らなければ、何かと交換してくれるサービスをしてる所も。

というわけで、海外初ライドという人でも、160キロなんて走ったことないという人でも十分楽しめるイベントです。その上ホノルル自体が日本語ほぼ通じますから、何かあってもいろいろ安心なのでは。

というわけで、今回のルートと写真。


Honolulu Century Ride 2012

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