2016年4月10日

[自転車]甲府盆地でお花見


ここ何年か行こうと思いつつ、時期を逃している桃の花。盛りの時期は甲府盆地がピンクに見えるそうなのですが、問題は桜の季節と被ること。桜も桃も時期が短くて、桜前線を追いかけているうちに「ああ、今年も桃の花が見られなかった」と思うのです。今年はたまたま思い出したんですよね。そうだ、桃の花を見に行こうと思って中央線に乗りました。

東京駅を4:58に出発する中央線は、終点の高尾で始発の松本行きに連絡しています。乗り換え時間は1分です。松本まで行くなら、新幹線で長野経由のほうが早く着けますが、山梨県の中途半端なところに行くなら、この電車が便利です。というわけで、高尾6:14発の松本行きは輪行族と山族がわんさか乗る電車です。まー時間が時間なので座れないことはないのですけれど。中央線は停車するたびにドアが普通に開くので寒かったのですが、高尾からの中央本線は手動になるので助かりました。日中は暑くなりそうですが、朝はまだ寒いです。

勝沼ぶどう郷駅7:17着。停車したとたん、何人か「あ!すごい!」と言って僅かな停車時間で写真を撮りにホームに降りてました。何がすごいって、駅前にある桜並木。


左側(下り線側)はライトアップもするせいか、もう見頃過ぎでした。山側にあたる右側(上り線側)は結構残ってますね。いずれにせよ花吹雪もすごい。ホームがピンクになってました。よく鉄道写真にも出てくる駅ですが、ホームの端ではこんな朝早くから撮り鉄君たちが場所取りしてます。

今日はここから出発です。駅前にベンチもあるし、自販機に麦茶もあるし、完璧です。


まずはフルーツラインをめざしました。桃畑は盆地全体に広がっています。塩山側、牛奥みはらし台からの眺め。町中にピンクの帯が見えます。フルーツラインよりも標高が高いところはまだ咲き始めの箇所も多かったです。奥は南アルプスですね。




塩山側では、有名な一本桜をいくつか見ようと思ってました。それには塩山側の裾野を登らねばなりません。どの地域でもそうですが、果物の栽培は大抵傾斜地で行われていて、かつ日当たりが良い必要があるために斜面が急です。つまり地形図の果樹園マークは自転車乗りにとっては「気をつけろ」のマーク。塩山側は大弛峠に行った時に登ってますから厳しいのは承知ですが、承知しているのと、実際に辛いのは別の話です。えっちらおっちらと登りながら、ようやくひとつ目の桜へ。まずは慈雲寺のイトザクラ。素晴らしい桜ですが、花はもう見頃過ぎだったかな。葉っぱも結構目立っていました。


すぐ近くの周林寺にも立派な枝垂れ桜があります。桜が山門を襲ってます。こちらも見頃過ぎですね。


一旦フルーツラインへ戻ります。フルーツラインというくらいですから、桃の花があちこちで見られて綺麗なのですが、一方でアップダウンも激しいという中々硬派な道路です。これは広域農道のお約束。


後ろを振り返ると富士山がちょっと頭を出していました。


笛吹川を渡り、再び山の方向へ登ります。


今日一番楽しみにしていた乙ケ妻のシダレザクラ。文句なしの満開です。



この桜、なんかすごいところに立ってるんです。これは少し遠くから写したもの。山の裾野の小高い丘の辺りです。芝になっている丘部分は登れるようになっているのですが、柵などは一切ありません。見上げて写真を撮るのに夢中になっていると踏み外す可能性もあるので注意です。最初の写真は、乙ケ妻のシダレザクラの頂上から富士山方向を眺めたものです。富士山の眺望も素晴らしいです。


さて、その富士山を眺めながら塩山の市街地方向へ下っていきます。


次に見たのが、西念寺のシダレザクラ。こんなに大きいのに、上のほうから下ってくるとお寺の手前に出るまで全く見えないんですよね。目の前にいきなりこの桜が出てきたので、思わず声が出てしまいました。主がお寺なのか桜なのか分からないくらい、桜が大きいです。お寺の大きさに全く合ってません。


下のほうは結構葉が出ていました。お寺に入ってすぐのところにお地蔵さんが。


最後、恵林寺を通りましたが、こちらは完全に見頃過ぎ。


ここからひたすら笛吹川を下っていきます。若干下り基調なのですが、向かい風でちょっと辛い。でも川の両側には桃の花が。


石和の辺りで川を離れると、今度は笛吹市側に登ります。まずは八代ふるさと公園へ。


ふるさと公園からは桃畑を貫く人工物が見えます。私が生きている間に開通するか分からないリニアの実験線(いずれ営業用に転用)です。綺麗なところ通るのに、速すぎて車窓なんて見えないのでしょうね。そもそも「車窓」が無かったりして。


この辺りはどこを走っていても桃畑が綺麗です。


少し下って、小山城跡へ。穴山氏ゆかりの地です。ここは桜が綺麗でした。



再び登って、みさか桃源郷公園へ。途中自販機でネクター買っちゃいましたよ。だってずーっと桃の花見てるんですもの。

桃源郷公園から見ると、本当に桃だらけなんだなーと思います。桃の花が終わると、今度は葡萄の葉が出てきて盆地は緑の絨毯に覆われますが、今はとにかく桃が主役。


最後に釈迦堂遺跡公園に行きましたが、公園からよりも、途中の中央道側道からの桃の花のほうが綺麗だったかも。


ここから勝沼の市街地へ下っていきます。途中、ほうとう処いしはらでお昼にしました。古い民家でやっているほうとう屋さんで、お野菜ゴロゴロで美味しかったです。メニューが「ほうとう 1000円」のみ(飲み物とかはあるけれど)なのも良い。


ワイナリーをいくつも通り、最後はぶどうの丘まで再び登り(T_T)。でも、ぶどうの丘からの眺め、最高でしたよ。



勝沼ぶどう郷駅の桜もよく見えます。


15:44発のかいじの指定をえきねっとで取って、温泉に入り、駅に戻ってきました。駅まで2km弱。朝は一部の撮り鉄のみで、ほとんど人がいなかったのに、15時過ぎには駐車出来ない車が溢れてるような状態でした。駅前の桜並木には甚六桜という名前がついているのですが、大人気ですね。


この駅、昔はスイッチバック駅でした(私が生まれる前に今の本線に移設されてる)。この桜のある公園は、その名残。上から見ると、プラットフォームの形がよくわかります。


今日は風が強い日で、桜の花びらが盛大に舞っていました。特急を待っていると、直前に普通電車が来たのですが、その車掌さんが「うあーすげー、うわ、くっついた!」と文句を言っていたのが印象的でした。桜って綺麗ですけど、花のお掃除は大変ですよね。


そういえば、7時過ぎから既にいた撮り鉄君たちは、まだこの時間にもいました。


本日のルート

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