2016年5月9日

[自転車]水がはられた棚田巡り(十日町・妻有)


昨年、ルートを変えて2回行った妻有と十日町。昨年は初秋でした。今度は田植えが始まらないこの時期に、水だけがはられた棚田を見に行こうと、再び行ってしまいました。相当お気に入りです。

GW最終日の日曜。ガラガラの上越新幹線に乗って越後湯沢まで行き、そこからほくほく線の犀潟行きに乗り換えます。ほくほく線はワンマン列車で、下りるときにバスの運賃のように料金を支払います。運転席の上のほうに電光掲示板があり、乗車駅別に料金が表示されています。最初は280円だった越後湯沢からの料金は、まつだい駅で860円になりました。そんな高かったかなーと1000円札を用意していると、なんとまつだい駅の隣のほくほく大島駅までの料金が1040円に。豪雪地帯だし、路線のほとんどがトンネルと高架で維持が大変なんでしょうね。。。

ほくほく大島駅で降りたのは私一人でした。面白い駅でした。トンネルとトンネルの間にある高架に駅のホームがあります。そのため駅は3階建て。上越市統計要覧によると、1日平均の利用者数は70人強のようです。そんな利用者の少ない駅の割に、3階はまるで集会所のような雰囲気の待合室で、自販機もあります。

というわけで、誰もいない駅から出発です。


走り始めると、さっそく水がひかれた田んぼが見えてきました。お天気もよくてサイクリング日和です。


ちょっと登ると、雪をかぶった山が幻のように見えてきました。


最初のビューポイント星峠。緑の稲が伸びてきている時期とはやはり大分印象が違います。


赤いトタン屋根に板張りの家は、この辺りの特徴な気がします。町の中心地に行くと違う色やコンクリートの建物もありますが、山の中を走っていると緑の中に赤い屋根がぽつぽつ見えて、とても綺麗です。


水がはられただけの田んぼは、見る方向によって映るものが違って面白いです。


松代までおりてきて、国道253号を少し行き、すぐに林道に入ります。起点標によると「林道田沢下山線」という名前のようです。最初少し坂がありますが、林道というよりも丘を行く気持ちの良い道路です。


新緑が綺麗でした。


この林道をずっと行くと県道427号にたどり着きます。以前はここから十日町方向へ行ったのですが、今回は松之山の方向へ。少し行くと非常に古びてひしゃげている標識にがなんとか立っており、かすれてほとんど見えない文字で「この先赤倉まで自動車は通行できません」という不穏な言葉が書かれていました。私は自転車だから「自動車」ではない。それにバリケードになっていないから大丈夫だろうとそのまま行きました。後で知ったのですが、この新潟県道427号は、「険道」として有名だそうですね。そう言われてみると、以前十日町へ行くのに通ったときも、「県道と思ってルートを引いたけれど、間違ったか」と思うほど、落石がゴロゴロしている極悪道路でした。松之山方向もかなり酷いです。道路が極端に狭いのです。グーグルカーが通っている形跡があるので、実際は車幅ギリギリくらいあるのかもしれませんが、片側は崖でガードレールもありません。しかも何箇所か路肩が崩れているところもありました。もちろん落石や折れた枝もごろごろ。ブラインドカーブが多く、なかなか気を使う道路です。一方で、妙に路面が新しい箇所もあります。立て続けに起きた中越地方の地震や、冬の雪崩や大雨などで、補修しては崩れが繰り返されているのかもしれません。

下の写真は、そんな酷道区間を通過して、集落の端に出たところで撮ったもの。相変わらず崖側は間隔の空いたポールのみ。雪の時期のことを考えると、ガードレールを作っても無駄なのかもしれません。


やはり集落に出てくると綺麗です。


棚田の多いこの地域、すごいところに集落が作られています。反対側の崖には、あちこちにがけ崩れの跡が見えます。積雪による雪崩はもちろん、地形や地質自体の問題もあるのかもしれません。


国道117号沿いにある中華料理屋「かどまん卯の木店」でお昼を食べ、最後の峠へ。昨年9月には越後湯沢から登った十二峠です。

大地の芸術祭の常設展示「たくさんの失われた窓のために」は強風のせいか、カーテンの片方が窓枠に巻き付いてました。


以前十二峠からこちらへ下ってきていた時は、かなり長い坂の印象があったのですが、実際に走ってみると下りもあり、だらだらと登る感じで、それほど厳しくはありませんでした。最後の最後、清津峡の集落から峠のトンネルまでの約3kmが本格的な上り。峠はながーいトンネルですが、ずっと下りなのでまだましです。トンネルを通りながら、昨年よくこれを登ったなと思いました。

トンネルを抜けると、越後山脈の山が見えました。


湯沢まで国道を行き、最後は越後湯沢温泉の共同浴場山の湯でお風呂。越後湯沢温泉には、一般人も使える外湯が複数ありますが、中でも最も古く、唯一の硫黄泉で、しかも100%源泉掛け流しです。「夏場など熱い時は利用者相互に協力して水を入れろ」という、湯守が聞いたら卒倒しそうな張り紙がされてますが、そんな素朴な感じも共同浴場です。シャワーが無いのは少し不便ではありますが、いわゆる共同浴場と違ってシャンプーとボディーソープは備え付け。ちょうど中途半端な時間だったのか、先客のおばあさん一人で、ほとんど独り占めでした。さっぱりしたところで、1.5km先の越後湯沢駅から輪行です。ちょうど私が乗る新幹線の直前に新潟行きの現美新幹線が出るところで、見ることが出来ました。



現美新幹線はどうなんでしょう、GWも含めて残席あります、みたいな情報が流れてましたが・・・。そもそも乗り鉄も、鉄道に乗り車窓を見たりするのが目的なわけで、その中に現代アートは無くても良いんじゃないかとも思ったりするのです。しかもこの新幹線、多くの窓が潰されてて外の景色が見えなさそう・・・。東京ー越後湯沢間ではなく、越後湯沢ー新潟間というのも私としては乗りにくいです。

というわけで、再びガラガラの上越新幹線に乗って東京へ戻りました。上越新幹線は空いてますし、魚沼地方は景色も良いですし、私の中ではおすすめです。今度は紅葉シーズンに来てみたいな。

本日のルート


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